畠中祐が「声優vs馬」でまさかの馬に圧勝!? 2日間で総勢50名が出演した「声優28時間テレビ」2日目レポ

『声優と夜あそび』の特別番組『5周年記念 声優と夜あそび28時間テレビ大感謝祭～Say You Thank You～』（以下『声優28時間テレビ』）が、新しい未来のテレビ「ABEMA（アベマ）」にて2022年8月20日18時より28時間にわたり放送された。
2日目の8月21日では、古川登志夫、神谷明が出演した「スーパーレジェンド声優トーク」や、浪川大輔と那須川天心による対談企画、そして浪川大輔、松本梨香、畠中祐が馬に挑む「世紀の異種短距離レース！声優vs馬」などをオンエアした。

また、緒方恵美、内田彩、小野友樹ら過去の『夜あそび』MC陣のほか、ゆかりのあるゲスト陣が続々と登場し、2日間で総勢50名以上が出演。総視聴数は速報値で370万を突破し、見事「ビスポークプラットフォーム上の声優番組ビデオにおける24時間の最多視聴回数」でギネス世界記録を達成するなど盛り上がりを見せた。

古川登志夫＆神谷明の言葉に胸を打たれる視聴者続出！

12時30分頃より放送された「スーパーレジェンド声優トーク」では、岩田光央、浪川大輔、森久保祥太郎、岡本信彦に畠中祐も加わり、古川登志夫、神谷明を迎えた。古川、神谷という“スーパーレジェンド”の二人とのトークということで、5人は少し緊張の面持ちで出迎える。「声優が集まって生放送28時間やるという番組、どう思われますか」という森久保の問いに、「最高だよね！」「有名声優さんに会えるっていうんで僕、出演したんだよ」とそれぞれお茶目に返答した神谷と古川に、場も和んでトークがスタートした。

同い年という古川と神谷。まずは、ライバル関係の役をやることも多かった二人の実際の間柄についての話題になった。「オーディションの時に神谷さんが毎回いるんですよ。そうすると、もう今日はダメだって。（ライバルというより）天敵ですよ」と語る古川に対し、「『うる星やつら』の（諸星）あたるは僕には絶対できないキャラクターだと思った。でもずっと拝見しているうちに僕とは違うんだ、だから僕はできることをやろうと思った。と、同時にお手本だった」と神谷が返す。お互いの尊敬し合う関係に、5人も感嘆の声を上げた。

ほかにも、「声優のお仕事と今後」「アニメ作品の今と昔」「ギャランティの今と昔」「声優の社会的地位の今と昔」など、声優黎明期を支えた二人にしか語れない金言や業界の裏側の数々に、視聴者からも「すごいお話ばかりだ・・・」「歴史がすごい」「言葉が重い」と驚きの声が寄せられる。
最年少の畠中からは、「変わらない大切なものは」という質問があがった。これに、古川は「ファンの皆さんの支持がないと。矜持をただすというか、人間性みたいなところ」「一人ではできないということを自覚しなきゃいけない」、神谷は「表現者として、行きつくところがないから、その時自分ができる最高のところに到達していく」と返答する。まだまだ現役として第一線で活躍されている二人からの言葉を、畠中も深くかみしめていた。

浪川大輔、憧れの那須川天心との対談に大興奮！

続く14時30分頃からは「あの大物と夢のマッチング！ 声優BIG対談」にて、浪川と格闘家の那須川天心による対談が放送された。憧れの那須川との対面に「会えた！本物ですよ」と大興奮の浪川。そんな浪川からの「負けちゃうかもって思ったりする？」「アニメや漫画から（技の）ヒントを得ることはある？」などの質問に答えていくなか、“業界のトップを走るものとしての意識”の話題では、那須川は減っていく格闘技のテレビ放送に触れ「どうしようって思ったんですけど、変な自信みたいなのがずっとあって、（放送が）ないなら“俺がやればいいや”って思ったんです。“超主人公思想”というか。根拠はないんですけど…（笑）」と語る。

また「だからいろんなテレビとか出さしてもらってますし、入り方はなんでもいいので、そこの（格闘技界の）“象徴”になれればいいなってずっと思ってます」と、業界を変えるための熱い思いを語る那須川に、浪川も大きく共感する。
ほかにも、空手から小学6年生にしてキックボクシングへ転向した理由や、プロを目指したきっかけ、試合前の1日のスケジュールなどの質問で那須川のこれまでの格闘家人生を深掘りしたほか、浪川のリクエストで那須川さんのキックを受けたり、弱点についての話題では那須川がお化け、ビリビリ系が苦手という可愛らしい一面が垣間見えたりと、和気あいあいとトークが繰り広げられていった。

森久保祥太郎「目標をはずしても挫折ではない」夢見る学生へ熱いメッセージ

15時30分頃より放送された「未来のスターの声を聴け！トップ声優×声優の卵55人」では、森久保祥太郎、小野賢章、大坪由佳、保住有哉が、声優を夢見る学生たちからの悩みや相談に次々に回答していった。
「オーディションを受けるときの考え方は？」という質問では、小野が「キャラクターの設定を見た時の自分だったらこうやって演じるっていう第一印象を大事にしている」と話し、また「僕だったらこう演じるっていう提示して、作品に合うか合わないかは向こうが決めることだから、今回は合わなかったんだな、僕の印象はズレれたんだなって考えるようにしてるかな」と、その後の自身の気持ちをケアする方法も語る。

また、「学生時代、今の自分を想像していましたか？」という質問では、森久保が自分の未来の姿について「長期的、中期的、短期的にビジョンを据えている」と回答した。しかし、そこを目指しつつも、別のチャンスが開いた時には貪欲に飛び込むと話し、「具体的にこうなりたいってものを目指して、そこになれるってすごい才能だと思うの。でもそこをはずしちゃっても挫折ではないと思うのね。幅を持って目指すと、太く楽しく生きられるじゃないかな」と、チャンスを逃さない術を明かした。

畠中祐が圧倒的な差をつけて馬に勝利!? 予想外の展開に「勝っちゃった…」とポツリ

そして18時頃からは、浪川率いる脚力自慢の声優トリオ“声優スーパーカートリオ”が“馬”に挑む、「世紀の異種短距離レース！声優vs馬」が放送された。当日に発表となった“声優スーパーカートリオ”には松本梨香と畠中祐が登場。まさかの松本の参戦に、スタジオは「まじかぁぁぁ」「梨香さん、まじ何やってんすか」と騒然とする。

この企画は、元競走馬のウーロンと1周250ｍのダートコースで戦い、誰か1人でも馬に勝つことができれば50万円を獲得できるというもの。なお、3人へはハンデが与えられ、3人のスタート15秒後にウーロンが出走するというルールで対決が行われる。
そうしてついに始まった第一レースでは、畠中が出場。「自宅からコンビニまでの250mで練習してきた」という畠中。ウーロンに睨みを効かせ、気合十分にスタートすると、ハンデの15秒後には半周を突破し、そのまま大差でゴール。まさかの初戦から馬に勝利を収め、スタジオは「企画倒れすぎるって！」「もうおしまいですかね？（笑）」「大変なことが起きたよ？」と大爆笑。畠中は「勝っちゃった…」と小さな声で呟く。

騒然とした空気が続くなか決行された第2レースでは、急遽“ハンデなし”に変更に。さらに、腰を痛めているという松本のためにマウンテンバイクが用意されるなど、次々と変わるルールにスタジオは「事件が多すぎる」と爆笑する。その後レースがスタートすると、必死にマウンテンバイクを漕ぐも進みが遅く、ウーロンにあっさり差をつけられる松本に、スタジオからは「ギア！ギア上げて！」「三輪車のスピードなんよ」と再びツッコミが殺到した。

そして1勝1敗で迎えた最終レースでは、互角の戦いを狙い、再びハンデを10秒に変更。快走を見せ、充分な差をつけたかと思えば、チラチラとウーロンのペースを伺う浪川。その後、レースに松本と畠中も乱入し、ウーロンとあわせるようにゴールすると、安元さんが即座に「あんたら何の打ち合わせした？」とツッコんだ。結果、3人の狙い通りか最終レースは同着と判定され「声優VS馬」は1勝1敗1分という同点で終了した。

その後「今日は予行練習ということで…」とノーゲームが言い渡されると、浪川の「みんな、撤収だ！」という掛け声とともに、撤収作業がスタート。予想外の展開の数々に、スタジオは「全部面白いじゃん」「本当によくできたコントになったね」と大爆笑。視聴者からも「カオス過ぎるwww」「ある意味伝説作った」「まさかのコント扱いwww」「満点大笑い」などとコメントが寄せられ、「#声優vs馬」がTwitter世界＆日本トレンド2位を獲得するなど大きな盛り上がりを見せた。

ギネス世界記録達成！ 28時間を駆け抜けた感動の大フィナーレ

番組も終盤に近づき、ここでギネス世界記録への挑戦の結果が発表された。「ビスポークプラットフォーム上の声優番組ビデオにおける24時間の最多視聴回数」に挑戦しており、総視聴数370万（※速報値）で見事ギネス世界記録に認定。記録達成に必要な再生回数を知らされていなかった出演者たちは、大きく記録を超えたことに驚きを隠せない様子で、「すげぇーー！」「あの本に載るってこと！？」「スタジオに飾りましょう」と大盛り上がりとなった。
代表して認定証を受け取った浪川は「夜あそびMC陣、番組に携わった皆さん、そしてスタッフ、何よりも視聴者の皆さんと一緒に獲ったどー！」と、スタッフや視聴者へ感謝を伝えた。

そしてついにグランドフィナーレへ。28時間を駆け抜け、安元は「正直めちゃくちゃ大変でした。けどやってよかったなって思ってます。こういう機会を作ってくださったみなさん、いろんな方に感謝してこれからも『声優と夜あそび』頑張っていきたいなと思います」とトーク。浪川は「5年やっていて、この間、関さんと10年やろうという話も出まして…まだ通過点かもしれないけど、集大成みたいなものが見せられたんではないかな」「これからも、みんなで番組作りしていきたいな」などと、それぞれ番組への熱い思いを語る。

その後、555kmの旅で最後約22kmのマラソンに挑戦中の金田に、番組テーマソング「夜あそびしようぜ！」でエールを送った一同。視聴者からの応援コメントで埋め尽くされていく中、残り30秒ほどで金田が泣きながらゴールを果たすと、スタジオ中から大きな拍手と、「おかえり～」「やったぁ！」「もこさん、まじすごいよ！」などと激励の声が飛びかい、感動に包まれながらエンディングを迎えた。

ほかにも、早朝から届けた岡本信彦のドッキリ企画には、真壁刀義、真島茂樹、ファイルーズあい、石見舞菜香、小野友樹がサプライズで登場。『声優と夜あそび 1st season』MCの緒方恵美、内田彩とともに“夜あそび”の歴史を振り返る「伝説の夜あそび初回トーク」なども実施され、2日間で総勢50名以上が出演した。さまざまな笑いと感動を生んだ『声優28時間テレビ』に、視聴者からは「夜あそび最高っ！」「夜あそびに出会えてよかった」「泣いてる」などのコメントが寄せられた。

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