『君の名は。』や『天気の子』で知られる新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』より、原菜乃華演じるヒロイン・岩戸鈴芽(いわとすずめ)の声も初お披露目となる最新の予告映像が公開された。さらに、すずめの新カットも到着した。
このたび公開された予告映像には、4月に発表され既に約490万回再生されている特報映像でも話題となっていた4つのキーワードが登場する。
突き抜ける晴天の下ですずめとすれ違い、「鍵」を用いてともに扉を閉める謎に満ちた「旅の青年」、様々なポーズをとり、SNSでもその存在が拡散されている「白い猫」、まるで生きているかのように駆け回る「小さな椅子」が、より詳細に描かれている。
まだまだ謎に満ちた本作だが、この映像は新海監督が「すずめという女の子の紹介のつもりで作った」と語っている。その通り、コミカルに慌てる表情や覚悟を秘めたシリアスな表情など、17歳の女の子であるすずめの等身大の表情が沢山詰まっているのも見どころだ。
すずめが旅の道中で繰り返す、「人々との出会いと別れ」とはどのようなものなのか。そして、すずめが「扉の向こう側」で目にした広大な草原、星と夕陽と朝が溶け合ったような不思議な空が意味するものとは。美しい色彩で描かれる圧倒的な映像にますます期待が膨らむ。
そんな予告映像を包み込むのは印象的な歌声が耳に残る、本作のために書き下ろされた楽曲「すずめ」だ。想像を掻き立てられる叙情的な歌詞と、その世界観にもぜひ注目したい。
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そして最新予告の最後は、「迷い込んだその先には、ぜんぶの時間が溶け合ったような、空があった」という心に響くすずめの言葉で締めくくられており、これをもって“すずめの声”が遂にお披露目となった。
初めてすずめに声を吹き込んだ原は「とても緊張しました。声だけのお芝居なので、1音1 音凄く気を配らないといけないし、わからないことだらけでした。完成した映像を観て、自分がこの子に声を当てるんだと思ったら、緊張で体がうまく動けなくなってしまいました。でも新海監督はいつも凄くほめてくださるし、わかりやすいように具体的に教えて下さるので、この予告アフレコを通して少し自信がつきました!」と語っている。
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「あちこちで開け放しにし続けてきてしまった扉を、どのように閉めることが出来るのか。それをすずめに託し、戸締まりをしながら日本列島を旅する物語を作っています」と新海監督が語る最新作『すずめの戸締まり』。はたしてどのような物語が紡がれていくのか、今後の続報も楽しみに待ちたい。
新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、2022年11月11日に公開される。
公開日:2022年11月11日(金)
原作・脚本・監督:新海誠
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
制作プロデュース:STORY inc.
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会