「SPY×FAMILY」アーニャ役・種崎敦美、なぜ「意外」と言われた?“多彩な声色”を紐解く | アニメ!アニメ!

「SPY×FAMILY」アーニャ役・種崎敦美、なぜ「意外」と言われた?“多彩な声色”を紐解く

現在放送中のTVアニメ『SPY×FAMILY』にて、アーニャ・フォージャー役を務めている種崎敦美さん。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のダイ役、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のエンポリオ・アルニーニョ役など多くのアニメに出演する人気声優です。

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種崎敦美さん
  • 種崎敦美さん
  • (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
  • 『魔法使いの嫁』(c)ヤマザキコレ/マッグガーデン
  • TVアニメ『この音とまれ!』第2クールキービジュアル(C)アミュー/集英社・この音とまれ!製作委員会
  • 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京 (C)SQUARE ENIX CO., LTD.
  • 「TVアニメ『約束のネバーランド』第2期キービジュアル」(C)白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会
  • 『となりの怪物くん』

現在放送中のTVアニメ『SPY×FAMILY』にて、アーニャ・フォージャー役を務めている種崎敦美さん。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のダイ役、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のエンポリオ・アルニーニョ役など多くのアニメに出演する人気声優です。

演技力に定評のある種崎さんですが、実は『SPY×FAMILY』のキャスト発表時に江口拓也さん(ロイド役)、早見沙織さん(ヨル役)の配役が「ぴったり!」と絶賛された一方、「アーニャの声優さんが意外すぎる」という意見が多かったのです。

それが、放送がスタートするやいなや、SNSには「アーニャかわいすぎ」「声がぴったり!」「声がついてますます好きになった」という声が多数。さらに、種崎さんのキャスティングを“意外”と捉えていた人たちのほとんどが「種崎さんってこんな声も出せるの!?」と驚きました。

今回、そんな種崎さんの出演作を振り返り、なぜ多くの人が「意外」と思ったのか。理由を探っていきましょう。

■種崎敦美ってどんな人?


大分県出身の種崎さんは、声優になるために上京。デビュー後(2012年)に『となりの怪物くん』でさっそくメインキャラクターの夏目あさ子役を務めました。

その後も『魔法使いの嫁』の羽鳥チセ役、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の五十嵐響子、『約束のネバーランド』のムジカ役など、着々と話題作へ出演し、メインキャラクターを担当。また今井由香さんが声優業を引退した際には『おじゃる丸』の乙女先生役を引き継ぎ、さらに『フルーツバスケット』2019年版では、2001年版で今井さんが演じた魚谷ありさ役を演じました。

動物好きを公言しており、Twitterによく写真が上がっているのは愛猫の「せれぶ」。イベントやラジオなどでも溺愛っぷりを度々語られています。

■演じるキャラで声がまったく違う!圧倒的な技術、演技力、表現力


上記で挙げた作品を見てわかる方もいるとは思いますが、種崎さんがこれまでメインキャラクターを務めたのは「少女」や「女性」が多く、また知的で大人っぽい性格のキャラクターが主。そのため、『SPY×FIMILY』でアーニャの声を発した際「知的なお姉さん声しか聴いた事なかったけど幼女も良い!」「種ちゃんの幼女かわええ…」「心の中では表情豊かな感じが伝わってくる」という、良い意味での「意外」という声がTwitterに寄せられたのです。

種崎さんのすごいところは、多数の声色を持っていること。「知的で大人しい少女」に分類される羽鳥チセとムジカや、「ツンデレ」に分類される鳳月さとわ(『この音とまれ!』)と乾紗寿叶(『その着せ替え人形は恋をする』)など、それぞれ別の声色を使い分けており、この技術や圧倒的な演技力、豊かな表現力は、同じ「声優」とした活動する仲間たちからも一目置かれています。

種崎さんはアーニャ以前にも幼女を演じたことがあるので、ぜひこの記事を読んで種崎さんの過去作が気になった方はTVアニメ『セントールの悩み』などを見て聞き比べてみてください。御魂千草、御魂千奈美、御魂千穂という幼女を演じていますが、アーニャとまったく違う声を聞くことができます。

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今回はアーニャを軸にして話を進めましたが、実は『ダイの大冒険』のダイ役に選ばれた際も同様の声が上がっていた種崎さん。上記した通り、変幻自在の声色と豊かな演技力を持った彼女だからこそ、「意外」から「こんな声が出るんだ!?」「ぴったり!」と多くの視聴者を驚かせ、納得させてきたのだと思います。

おそらく、次に種崎さんが演じる役でも、私たちに「こんな声・演技も隠し持っていたの!?」という驚きを与えてくれることでしょう。

 ※種崎敦美さんの「崎」は「たつさき」

《米田果織》
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