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『マンスリー・シネマセッション』
『メアリと魔女の花』は、「アカデミー賞」ノミネート作品『思い出のマーニー』でもメガホンを取った米林宏昌監督によるスタジオポノック初の長編アニメーション作品。
魔女の世界を揺るがす事件に巻き込まれてしまう少女メアリの大冒険を描いており、杉咲花、神木隆之介、天海祐希ら豪華キャスト陣にも注目が集まった。
3月5日からのWOWOW初放送にあわせ、毎月クリエイターを迎えてトークをするWOWOWオリジナル配信番組『マンスリー・シネマセッション』に、米林監督をはじめ、本作で音楽を担当した作曲家・村松崇継、そして西村義明プロデューサーが出演決定。『メアリと魔女の花』をテーマに、作品への想いや手書きのアニメーションへのこだわり、作品中の音楽についてなど、製作の裏側が語られる。
『思い出のマーニー』ではアカデミー賞にもノミネートされた米林は、スタジオジブリ出身のアニメーターとして、アクションシーンの多い本作のアニメーションの製作にあたり「普段の世界の日常的なシーンを丁寧に描くことで、魔法の世界のダイナミックなアクション部分が際立つ。日常的な動作を観察して丁寧に描くという、ジブリで培ってきた技術をこの作品で活かすことが出来た」とコメント。
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『マンスリー・シネマセッション』米林宏昌監督
『思い出のマーニー』でも米林とタッグを組んだ村松は、作中でも印象的な音色を奏でていた“ハンマーダルシマー”という民族楽器について「魔法学校のエンドア大学の不思議な空気感を生み出せるような、誰も聞いたことがないような民族楽器を使いたいと監督と相談していました」と振り返り、米林監督は「高畑勲監督にアドバイスを受けたことがきっかけでした」と劇中音楽の誕生秘話が明らかに。
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『マンスリー・シネマセッション』村松崇継
さらに、務めた西村プロデューサーは、スタジオ設立について「スタジオジブリの制作部門が解散になって、自分たちがジブリから得た喜びや楽しさを今の子供たちに伝えたいと思いました」と当時を振り返し、さらに作品のコンセプトや製作に至るまでの経緯などを語った。
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『マンスリー・シネマセッション』西村義明プロデューサー
ほかにも、最新作『屋根裏のラジャー』に込めた想いなど、ここでしか聞けない貴重なトークとなっているので、ファンは是非チェックして欲しい。
米林監督らが出演する『マンスリー・シネマセッション』は、3月5日よりWOWOWオンデマンドにて配信開始。
また、『メアリと魔女の花』は3月5日13時よりWOWOWプライム、同日20時よりWOWOWシネマにて放送。
(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会
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