神谷浩史さんは1990年代に声優デビュー。2020年は『かくしごと』や『クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』など、多くの作品でメインキャラクターを担当しました。
2021年は『スケートリーディング☆スターズ』や『うらみちお兄さん』などのタイトルに出演予定です。
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そこで神谷浩史さんのお誕生日をお祝いする気持ちを込めて「演じた中で一番好きなキャラクターは?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。1月7日から1月14日までのアンケート期間中に1,237人から回答を得ました。
男女比は男性約15パーセント、女性約85パーセントと女性が大多数。年齢層は19歳以下が約45パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。
■最新作が放送・上映中のタイトルがワンツーフィニッシュ!
第1位
1位は『進撃の巨人』のリヴァイ。支持率は約21パーセントで、昨年の2位からトップとなりました。
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『進撃の巨人』The Final Season キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
圧倒的な強さを誇るリヴァイですが「人類最強の男が見せる葛藤と辛さと悲しさが垣間見える瞬間がグッときます。神谷さんの声はカッコイイだけでなく、弱さを引き出せるところが素晴らしいと思っています」や「神谷さんの声が吹き込まれたことで、リヴァイの葛藤や決意、複雑な心境が手に取るように伝わり、さらに素敵なキャラクターとなりました」と強さ以外の要素が感じられるというコメントが多く届いています。
「仲間が惨殺されたときの迫真の演技が素晴らしすぎて、言葉を失ったのを今でも憶えています」とクールな性格のように見えて、実は仲間思いな一面も人気の理由です。「The Final Season」が放送中の人気シリーズのキャラクターがトップに輝きました。
第2位
2位は『夏目友人帳』の夏目貴志。支持率は約19パーセントで、昨年のトップから順位を落としましたが、差はわずかとなっています。
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『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』キービジュアル(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
「一つ一つの言葉を丁寧に紡いでいて、夏目の優しさ、心の奥に秘めた強さ、そしてときには哀しみさえも繊細に表現しているから」や「神谷さんはさまざまな役を演じてきましたが、その中でも夏目はとくに声から優しさがにじみでているキャラクターです」など、「優しさ」をキーワードに挙げたコメントが目立ちます。
「初めて拝見したのは『音劇の章』でしたが、イラストやアニメの映像など一切ないのにも関わらず、キャラクターが動いている姿が想像できました」と音楽朗読劇でファンになった読者もいました。こちらも最新作『石起こしと怪しき来訪者』が劇場上映中です。
第3位
3位は『デュラララ!!』の折原臨也。支持率は約8パーセントで、昨年と同順位でした。
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『デュラララ!!×2 結』(C)2014 成田良悟/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/池袋ダラーズ
「人間愛を声高に叫びながら人間たちを追い詰めるという厄介で狂気じみた人物です。一見するとただの嫌な奴ですが、神谷さんの演技もあって彼の言葉の奥に人間らしい一面が垣間見え、どこか憎めないキャラになっています」や「言葉を巧みに操って人を陥れるシーンが美しいほどゾッとします!」と危険な役柄であり、投票したファンからも「嫌な奴」というお墨付きが……。
「小学3年生のときに『デュラララ!!』と出会いました。最初は折原臨也というキャラクターが大嫌いだったのですが、話が進んでいくにつれて彼の魅力に惹かれてしまいました。もはや洗脳のようです」と次第に虜になっていったというコメントもありました。
■そのほかのコメントを紹介!!
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『暦物語』メインビジュアル(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
「〈物語〉シリーズ」阿良々木暦には「神谷さんのセリフ量がものすごく多く、その演技の力の高さが感じられる作品だと思います」や「セリフだけでなく、モノローグでの演じ分けが素晴らしかったです」。
『ワンピース』トラファルガー・ローには「神谷さんの艶っぽくて低い声とローのイメージとピッタリ合っているから」や「年少期のローも演じていて、高めの声色も聞くことができるから」。
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映画『ONE PIECE STAMPEDE』(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会
『クレヨンしんちゃん』ぶりぶりざえもんには「2代目を任されてプレッシャーもあったと思いますが、先代の役作りを大切にしつつも、新たなキャラ像を生み出したところにプロ意識を感じました」や「昨年公開の『ラクガキングダム』では大活躍していて嬉しかった」。
『かくしごと』後藤可久士には「ひとり娘と過ごす日常で見せる、父親としての慈愛に満ちた穏やかでしっとりした声がたまらなく素敵でした」や「過保護すぎるくらいに娘と真剣に向き合う父を演じているから。劇場編集版の公開も楽しみ」と2020年放送のタイトルにも投票がありました。
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『かくしごと』キービジュアル(C)久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会
2021年版のアンケートでも幅広いキャラクターがランクイン。正統派の主人公はもちろん、どこかクセのある変わり者や人間以外のキャラも目立っています。
次ページでは20位まで公開中。こちらもぜひご覧ください!
■ランキングトップ10
[神谷浩史さんが演じた中で一番好きなキャラクターは? 2021年版]
1位 リヴァイ 『進撃の巨人』
2位 夏目貴志 『夏目友人帳』
3位 折原臨也 『デュラララ!!』
4位 松野チョロ松 『おそ松さん』
5位 阿良々木暦 『化物語』
6位 斉木楠雄 『斉木楠雄のΨ難』
7位 トラファルガー・ロー 『ワンピース』
8位 糸色望 『さよなら絶望先生』
9位 赤司征十郎 『黒子のバスケ』
10位 夜ト 『ノラガミ』
(回答期間:2021年1月7日~1月14日)
次ページ:ランキング20位まで公開
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。