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長編アニメーション ノミネート作品『ジャン ・ ズーヤー:神々の伝説』(C)Enlight Pictures.(C)One & All Animation Studio All Rights Reserved.【画像クリックでフォトギャラリーへ】
「東京アニメアワードフェスティバル2021」(略称:TAAF2021)のコンペティション部門は、毎年世界各国から優秀な作品が多数応募されるが、本年度の長編アニメーションは20の国と地域から応募された22作品(昨年29作品)より4作品がノミネート。短編アニメーションは57の国と地域から応募された817作品(昨年1054作品)より35作品がノミネートした。
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長編アニメーション ノミネート作品『ナウエルと魔法の本』【画像クリックでフォトギャラリーへ】
長編アニメーションには、国際色豊かな作品群がノミネートしており、フェスティバルディレクター・竹内孝次は「アニメーションと言っても子供向けやSFばかりではなく、社会派ドキュメンタリーのような作品も作られています。その本数が増えているのが、ここ5年くらいの世界の傾向だと思います。また、製作国も日本やアメリカだけでなく、南米・アジアへと拡がり、技術も上がっています。TAAF2021の長編コンペティション部門の4作品は、そのようなアニメーションのジャンルの拡がり、製作国の拡がりを象徴するような作品です」と評する。
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長編アニメーション ノミネート作品『トゥルーノース』【画像クリックでフォトギャラリーへ】
一方の短編アニメーションでは、若い才能が光る期待の作品が多数並んでおり、竹内は「TAAF2021の短編コンペティション部門には、コロナ下にあっても期待以上の応募があり、嬉しい限りです。更に、年々作品の質も上がっているように感じます。TAAFではプロとアマチュアの区分を設けていません。それにもかかわらず、学生の作品がノミネートされてくるのは世界のアニメーションレベルが上がっているということかもしれませんね。若い作品を楽しんでください」とコメント。
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学生賞 受賞作品『The Balloon Catcher』【画像クリックでフォトギャラリーへ】
また、「TAAF2021」より新設された“学生賞”の初代受賞作品が、多摩美術大学の金子勲矩監督作『The Balloon Catcher』に決定。本作は「TAAF2021」開催期間中に上映される。
「東京アニメアワードフェスティバル2021」は、2021年3月12日~3月15日開催に東京・池袋にて開催。
詳細は公式サイトまで。
[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]