“ポスト・ジブリ”アイルランドのスタジオ発アニメ「ウルフウォーカー」今秋に全国公開 | アニメ!アニメ!

“ポスト・ジブリ”アイルランドのスタジオ発アニメ「ウルフウォーカー」今秋に全国公開

“ポスト・ジブリ”とも評され、制作した長編すべてがアカデミー賞にノミネートされてきたアイルランドのアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」の最新作『WolfWalkers』が、『ウルフウォーカー』の邦題で今秋に全国公開されることがわかった。

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『ウルフウォーカー』(C)WolfWalkers 2020
  • 『ウルフウォーカー』(C)WolfWalkers 2020
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“ポスト・ジブリ”とも評され、制作した長編すべてがアカデミー賞にノミネートされてきたアイルランドのアニメーションスタジオ「カートゥーン・サルーン」の最新作『WolfWalkers』が、『ウルフウォーカー』の邦題で今秋に全国公開されることがわかった。
あわせて、愛らしい絵柄ながらも繊細で美しく、見る者を物語の世界へと引き込む場面写真もお披露目となった。


『ウルフウォーカー』タイトルロゴ
『ウルフウォーカー』は、アイルランドの町キルケニーで中世から密かに伝えられてきた、眠ると魂が抜け出しオオカミになるという伝説“ウルフウォーカー”を題材にした作品だ。
ハンターを父に持つ主人公の少女ロビンはある日、人間とオオカミがひとつの体に共存し、魔法の力で傷を癒すヒーラーでもある“ウルフウォーカー”メーヴと友達になる。ロビンにとって、メーヴと交わした約束は図らずも父を窮地に陥れるものとなってしまうが、それでも彼女は勇気を持って信じる道を進もうとする。


『ウルフウォーカー』場面カット
これまでもアイルランドの歴史や神話を題材に、創造性あふれる作品世界を色彩豊かな2Dアニメーションで作り上げてきたカートゥーン・サルーンにとって、2009年公開の『ブレンダンとケルズの秘密』、2014年公開の『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』に続く「ケルト三部作」の完結編となる本作。

監督には『ブレンダンとケルズの秘密』と『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』でアカデミー賞に2度ノミネートされたトム・ムーアと、『ブレンダンとケルズの秘密』のアート・ディレクターであるロス・スチュワートが名を連ね、声優はロビン役を『アガサ・クリスティー ねじれた家』のオナー・ニーフシー、その父親ビル役を『ゲーム・オブ・スローンズ』のショーン・ビーンが務める。

さらに音楽には、前2作と同様にケルト音楽のバンドであるKiLA(キーラ)と、新たに『アナと雪の女王2』で知られるノルウェーの新世代歌姫・オーロラが参加。透明感あふれる澄んだ歌声が、現実から遠く離れた世界へと観客を導いてくれそうだ。

『ウルフウォーカー』は今秋、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国ロードショー。

『ウルフウォーカー』
監督:トム・ムーア/ロス・スチュアート
音楽:ブリュノ・クレ/KiLa/オーロラ
声の出演:オナー・ニーフシー/エヴァ・ウィッテカー/ショーン・ビーン
2020年/アイルランド・ルクセンブルク/英語/103分/ヴィスタ/カラー/ドルビー・デジタル/日本語字幕:稲田嵯裕里
原題:WolfWalkers/配給:チャイルド・フィルム/後援:駐日アイルランド大使館

(C)WolfWalkers 2020
《仲瀬 コウタロウ》
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