「ガンダム Gレコ」富野監督とドリカム・中村正人がトーク 「ポスターから聞こえてくる音をすべて出したい」 | アニメ!アニメ!

「ガンダム Gレコ」富野監督とドリカム・中村正人がトーク 「ポスターから聞こえてくる音をすべて出したい」

11月29日、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」の初日舞台挨拶が新宿ピカデリー シアター1にて開催された。イベントのサプライズゲストとしてDREAMS COME TRUEの中村正人が登壇した。

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「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」初日舞台挨拶」(C)創通・サンライズ
  • 「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」初日舞台挨拶」(C)創通・サンライズ
  • 「DREAMS COME TRUE」
  • 「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」チラシ表」(C)創通・サンライズ
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  • 「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット」(C)創通・サンライズ
  • 「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット」(C)創通・サンライズ
  • 「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット」(C)創通・サンライズ
11月29日、劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」の初日舞台挨拶が新宿ピカデリー シアター1にて開催された。富野由悠季総監督、ベルリ・ゼナム役の石井マーク、小形尚弘プロデューサーに加えて、サプライズゲストとしてDREAMS COME TRUEの中村正人が登壇した。

「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット」(C)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット
まず富野監督は「今日を迎える前に何回か試写会を行いましたが、実はそこからも変えています。今日上映されたものこそ完成品です」と大勢のファンに向けて語った。
「スタッフの作業が遅くて第1部の上映まで5年かかってしまいましたが、その時間があったから新作の気分で作ることができました。TV版では自分の悪い癖が出てしまっていました。劇場版ではより強く子供に向けて意識して作ることが出来たので、伝わる作品になっていると思います」とその仕上がりに太鼓判を押す。

「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット」(C)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット
主演の石井は「5年前に行われたTV版の第1~3話の上映会がここ(新宿ピカデリー シアター1)だったので、当時の緊張感を思い出しました。『Gのレコンギスタ』の現場はいつでも初心に帰ることができるホームです」と作品についてコメント。
小形プロデューサーは「劇場版第1部の上映にTV版から5年かかってしまいましたが、ここからは巻きで行きたいと思います。次の世代に届けていくのが僕らの世代の仕事だと思っているので、これから5部作終わるまでがんばっていきます」と意気込みを見せた。

「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」チラシ表」(C)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」ポスター
富野監督はテーマソングをドリカムに依頼したことについて、妻からの提案だったことを明かした。それを受けて中村は「この夏、富野監督が夢に出てきたんです。そしたら監督からオファーが! これはお引き受けしないと罰が当たる、と(笑)」と笑みを浮かべる。
そして「監督からは“この作品はこの(第1部の)ポスターがすべてです”と言われたので、ポスターから聞こえてくる音をすべて出したいと思って曲を作りました。今日もレコーディング中のところを抜け出してきたんですが、吉田美和も奮闘しています」と現在制作中のテーマソングについて語った。

「劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット」(C)創通・サンライズ
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」場面カット
『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」では、映画本編終了後に流れる第2部の予告で、テーマソングのインストゥルメンタルバージョンを聴くことができる。
さらに第2部の上映日が2020年2月21日に決定。今後の展開にも期待が膨らんでいく。

<以下、コメント全文掲載>


【富野由悠季総監督】
今回テーマソングをDREAMS COME TRUEさんにお願いしたきっかけは、劇場版第1部のポスターが完成したときに、テレビ版の楽曲に加えて、新たな楽曲も必要だなという感触があったので、どうするかと亜阿子さんに相談した時に「このポスターの絵柄の感じにはドリカムさんしかないんじゃないの?」というコメントを貰ったことでした。
第1部を作る中で菅野祐悟さんの楽曲は十分に聞こえていましたので、これ以降の第2、3、4、5部までのことを考えると、新たな楽曲が必要だということがわかりました。そこでDREAMS COME TRUEさんにオファーすることに決めました。
僕とドリカムさんとの接点というのは、10年ほど前に1度、中村正人さんのラジオ番組の招待を受け、出演したことがあったので、面識はありましたが、今年2019年はドリカムさんのライブが大々的に行われる年なので、今年中にはお願いはできないだろうと思っていました。ですが、やはり劇場版第1部のポスターのフィーリングを醸し出せるのは、ドリカムさんしかいないと思ったので、本当に申し訳ないのですが、ライブで忙しいのを承知でダメもとで打診をしたところ、中村さんの方から受けてくれるという返事を頂いたので、今回のドリカムさんとのお仕事が始まりました。
(※)亜阿子さん…詳しくは「だから僕は…―ガンダムへの道」(角川スニーカー文庫)参照

【DREAMS COME TRUE 中村正人】


1958年生まれの私はまさにファーストガンダム世代。しかし当時は、一年中ゴムサンダルを履き同じ服を着たきりのバンドマン。テレビや電話(あの受話器がある黒いヤツ)なんて憧れの品々、実家からの消息確認は電報という生活。なので不幸なことに富野由悠季総監督のガンダムと出会うことはありませんでした。
それから30年間、強烈熱烈なガンダム世代の仲間や後輩に囲まれ続けたおかげで、ガンダムを経験していないのにガンダムを知っているフリが上手いというニュータイプとして歩んできました。
10年ほど前、私のラジオ番組に富野総監督がゲストでいらっしゃいました。驚きました。お会いした富野総監督こそが、私がずっと憧れ続け追い続けてきたクリエーターの神々が合体した最終形態のようなお人だったのです。
2019年。ドリカムは30周年を迎え4年に一度のワンダーランドツアーの真っ最中でした。そんな夏のある夜。私は富野総監督の夢を見ました。そして頭の中に「ガンダム」と言う文字がくっきりスッキリ、まるでデジタルサイネージのように光り続けていたのです。
そしたら富野総監督からのオファー。これをお受けしないと何か悪いことが起きてしまう! と思った私は速攻吉田美和に相談。お仕事が始まりました。「劇場版第1部のポスターが全てです!」と言う神のお告げの通り、そのビジュアルを全て音と歌詩にしました。
こんなデンジャラスでクリエイティヴな機会を与えてくださった富野総監督と亜阿子さん(特に亜阿子さん)に心から感謝申し上げます。

劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」初日舞台挨拶
【開催日】2019年11月29日(金)17:50-18:20
【場所】新宿ピカデリー シアター1
【登壇者】富野由悠季総監督、石井マーク(ベルリ・ゼナム役)、中村正人(DREAMS COME TRUE)、
小形尚弘プロデューサー MC:綾見有紀

劇場版『Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」
【公開日】2019年11月29日(金)より2週間限定上映
【配給】バンダイナムコアーツ、サンライズ

【メインスタッフ】
企画・製作:サンライズ
原作:矢立 肇、富野由悠季
総監督・脚本:富野由悠季
演出:吉沢俊一
キャラクターデザイン:吉田健一
メカニカルデザイン:安田 朗、形部一平、山根公利
デザインワークス:コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美、桑名郁朗、中谷誠一 
作画監督:吉田健一、桑名郁朗
美術監督:岡田有章、佐藤 歩
色彩設計:水田信子
ディスプレイデザイン:青木 隆
CGディレクター:藤江智洋
撮影監督:脇顯太朗
編集:今井大介
音楽:菅野祐悟
音響監督:木村絵理子
テーマソングアーティスト:DREAMS COME TRUE

【メインキャスト】
ベルリ・ゼナム:石井マーク
アイーダ・スルガン:嶋村 侑
ノレド・ナグ:寿美菜子
ルイン・リー:佐藤拓也
ラライヤ・マンディ:福井裕佳梨
クリム・ニック:逢坂良太

【あらすじ】
地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすキャピタル・タワー。
タワーを護るキャピタル・ガードの候補生ベルリ・ゼナムは、初めての実習で宇宙海賊の襲撃に遭遇して捕獲に協力。
捕まった少女アイーダに不思議な何かを感じたベルリは、彼女が「G-セルフ」と呼ぶ高性能モビルスーツを何故か起動できてしまう。
宇宙世紀終焉後の時代、リギルド・センチュリーを舞台に少年少女の冒険は世界の真相に直進する。

(C)創通・サンライズ
《高橋克則》
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