木村昴、将来の夢は“焼き鳥屋”? 「夢に一歩近づけた」初のスナックイベント【レポート&インタビュー】 | アニメ!アニメ!

木村昴、将来の夢は“焼き鳥屋”? 「夢に一歩近づけた」初のスナックイベント【レポート&インタビュー】

8月12日、アルバム『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念したイベントが、五反田にあるスナック「コワーキングスナックCONTENZ分室」にて開催。イベントの様子を、ゲストの木村昴への単独インタビューとともにたっぷりとお届けします。

イベント・レポート
『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
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8月12日、アルバム『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念したイベントが、五反田にあるスナック「コワーキングスナックCONTENZ分室」にて開催されました。

本イベントの出演者は、人気声優と作詞家・売野雅勇のコラボアルバム『ネヴァーランド』に歌唱参加した木村昴さんと、アルバムのスーパーバイザーである吉田尚記さん(ニッポン放送アナウンサー)。

ゲストとスナックのママさん、そして12人のお客さんだけの小規模な本イベント。スナックならではな距離の近さと居心地の良い空間の中、トークと歌唱が披露されました。
そんな贅沢空間へ取材を決行! 木村さんへの単独インタビューも含め、夏の日差しに負けない熱いイベントの様子をたっぷりとお届けします。

待ち時間は良い意味で“そわそわ”?


今回のイベントは、ゲストが木村昴さんということもあり、全員女性のお客さん。
お酒片手にほろ酔い気分の中、今か今かとイベントの始まりを待ち望んでいるご様子。

そこへ最初に登場した司会の吉田アナを温かい拍手で迎え入れます。お客さんの中には「吉田さんだー!」と声援を送る方も。

木村さんの到着を待つ間、吉田アナとスナックのママであるサエコさんがトークで場を盛り上げます。
「お客さんみんな凄いおめかししてる!」という吉田アナの一言に、サエコママも大きく頷きます。「普段は男性のお客さんが多いので、綺麗な女性のお客さんが多いと緊張する!」と、会場の笑いを誘う一幕もありました。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
左、もう一人のチーママ・ユイさんも参加
そんな温かい雰囲気に包まれる中、木村さんが会場に到着。
小さな声で歓喜の声を上げられるお客さんたちの嬉しそうな表情がとても印象的です。

バーカウンターに入り、お客さん一人ひとりに「何飲みます?」と声をかける木村さん。その姿に、吉田アナが思わず「お店やってそうだよね」と一言。登場早々、スナック内は笑いに包まれます。
お客さんとの距離の近さに「すでに超楽しい!」と木村さん。「小さいスペースでお店をやるのが夢だった、お客さんとカウンター越しに一晩中話し続けたい」と語ります。

木村さんは大好物であるコーラを片手に、吉田アナはジンジャーエールを片手に、全員で乾杯。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
カウンター前に座る人たちにも丁寧に乾杯をする木村さんの気配りには、お客さんも嬉しそうな表情を浮かべていました。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
乾杯後は早速アルバム『ネヴァーランド』に関するお話をたっぷり語ります。

アルバムのスーパーバイザーである吉田アナは企画の際、「絶対に木村くんを誘おうと決めていた」と語ります。キャスティングする際には吉田アナは木村さんに直接連絡してお願いしたそうです。

『ネヴァーランド』は、中森明菜さんの『少女A』や近藤真彦さんの『ケジメなさい』など多くのヒット曲を生み出し、80年代アイドルブームの一翼を担った歌謡曲のレジェンド作詞家・売野雅勇さんと声優のコラボレーションアルバムです。声優さんのインタビュー映像を売野さんに見てもらい、その人のルーツやパーソナルな部分を歌詞として書き上げてもらう企画。

木村さんが歌う楽曲「Clowntime Berlin」では、ご自身の生まれ故郷であるドイツ(Berlin)のワードが歌詞の中に入っています。
この歌詞を書き上げた売野さんは、「木村さんのインタビューが面白過ぎて歌詞を書く手が止まった」と話していたようです。インタビュアーを務めた吉田アナも同じようで「特にバイオリンで気を失う話が物語なんじゃないかと思うほど」とインタビューを振り返ります。

木村昴は「手間を惜しまない性格」


木村さんの生い立ちはかなり特殊です。生まれ故郷のドイツから7歳の時に日本へ移り住み、家はクラシック一家で幼少期からクラシックに触れている。
にも関わらず、学生時代から好きなラップを現在は仕事としても続けている、「なかなか数奇な生まれつき、王族みたい」という吉田アナに、木村さんは「マイノリティだとは思ってないけど、自分の生い立ちは面白い」と話します。

クラシック一家に育った木村さんは幼少期の頃、バイオリンを習っていたそうですが、バイオリンの練習前と発表会の2回も気を失った経験があるというのです。この話には会場内も爆笑の渦に包まれました。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
そこから、学生時代の話へと移ります。高校時代は一人の先生にずっと目を付けられ、毎日のように喧嘩していたんだそう。「先生に反抗したいあまり、卒業式に先生をディスったラップ曲を作って、CDに焼いて、先生たちや後輩たちに配ったんですよ(笑)」と、これまたマンガのようなエピソードが飛び出します。

それに対して吉田アナは「手間を惜しまない性格だよね」と木村さんのパーソナルな部分に感心する場面も。

ピンとこなかった歌詞が感動に変わる瞬間


「自分の生い立ちやパーソナルな部分に、自分自身も興味を持って考えることがある。それを売野さんが歌詞にしてくれるなんて」と嬉しさを噛みしめます。

『ネヴァーランド』に関わる声優さんの中でも、木村さんは唯一自分自身で曲を作ることもしています。普段自分で歌詞を書く木村さんは、「Clowntime Berlin」の詞に対し「ワードのチョイスが凄い!」と絶賛。

一方で、「最初歌詞を読んだときは全くピンとこなかった」という意外な声も。「なんでこの歌詞にしたのかを深く考えていくうちに、曲に対する想いが強くなってきた」と続けます。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
熱いお話に会場内の温度感も高まってきたところに、なんと売野さんから木村さん宛に手紙が届きました。「えーーーー!やばい!」と思わず驚きの声を発する木村さんにお客さんも温かい目を向けます。そんな手紙を吉田アナが丁寧に読み上げます。

売野さんの手紙には企画参加への感謝の同時に「ジャイアンの参加を一番に願っていたのは、たぶん僕じゃないか、僕の書いた歌詞を歌ってもらうことが僕の夢でもありました」とメッセージが綴られていました。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
さらに、「インタビューで分かった正直でフェアな性格から、そのような魂を持った人が取る行動を歌詞にしました」と。このメッセージには会場内や吉田アナからも「おーーーー!」と拍手喝采。
木村さんも感動のあまり「鳥肌が立った、アツイ…!」と、頂いた手紙を繰り返し読んでいました。

そして、この感動の流れからスナックのカラオケセットが登場。「Clowntime Berlin」を熱唱します。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
手紙でより一層深まった歌詞への想い、木村さんの力強い歌声、切ないメロディが折り重なって、鳥肌が立つほど情熱的に歌い上げました。
お客さんも木村さんの表情と歌詞を交互に見つめながら、時折涙を浮かべる人も。

歌い終わりには「手紙のメッセージを聞いてから、曲に対する表情が変わった。もう一度歌いたい!」と興奮冷めやらぬまま、あっという間に締めの乾杯へ。

「もっとお客さんとも話したかった」と名残惜しそうにしながらも、最後まで参加してくれた人たち一人ひとりに目を合わせて感謝と笑顔を届けていました。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記
笑いあり感動ありの木村さんらしい濃密なイベントの時間はここまで。
イベント終了後のインタビューでは、売野さんの手紙に対する熱い想いを語ってくれました。

初のスナックイベントは「夢に一歩近づけた感覚」


――普段のイベントやライブとはまた違う、スナックでのイベントはいかがでしたか?

木村:大変に面白かったです。こういったスタイルでのイベントは今まで経験がなかったので新鮮でした。

イベントやライブはもちろん面白さがあるんですけど、それとはまた違った雰囲気もありますね。
カウンター越しに、目の前にお客さんがいるあの距離感は、お客さんを通り越して身内感がありました(笑)。少人数だから話せること、話したくなっちゃうこともある。

――イベント中には「自分で小さいお店をやってみたかった」というお話もされてましたね。

木村:そうなんですよ! 喫茶店で珈琲を出すのでも、スナックでお酒を出すのでも良いんですけど、そういう願望があって。
最終的には焼き鳥屋さんをやりたいって思ってるんですけど(笑)。名物店主とか名物マスターになりたいという夢があったので、その夢に向けて一歩近づけた感覚もありましたね。

「Clowntime Berlin」が自分を見つめ直す機会になった


――そんなお客さんとの近い距離感の中、『ネヴァーランド』の楽曲「Clowntime Berlin」の裏話をたっぷり語っていましたね。売野さんからのお手紙にもかなり感動されていた様子が印象的でした。

木村:めちゃくちゃ嬉しかったですね。誰かが自分のために歌詞を書いてくれることなんてなかなかないので、それだけでも嬉しいのに。
売野さんご本人からお手紙をもらえたこと、何よりここまで自分を見てくれていたことが本当に光栄だと思いました。

――歌詞に対する想いもより一層深まったように感じました。

木村:深まりましたね。売野さんからのメッセージを聞いて、歌詞に紡がれた画や表情が鮮明に浮かんできました。

最初に歌詞を見たときは、正直本当にピンとこなくて。自分の視野の狭さもあったんですけど、インタビューの内容をもとに歌詞を書くというお話だったのに、インタビューの内容がほぼ歌詞に書かれていなくて。
逆に歌詞の意味が凄く気になっていきました。自分の中で歌詞の想像を膨らませていくうちに、腑に落ちていって、レコーディングでは自分なりに歌えたと思ったけど……手紙で売野さんの想いを聞いたら、もっと詞に対する解釈が深まったので、また改めて歌いたいなと思いました。

『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』の発売を記念イベント 木村昴・吉田尚記売野さんからの木村さんへの手紙

――『ネヴァーランド』に参加したことを振り返って何を得たと感じますか?
木村:自分を見つめ直す機会を得られたなと思います。

自分の半生を語る機会って今までなくて。出来上がった歌詞を見たときも自分の性格とか価値観を再確認できたので、改めて自分のことを深く知れました。

まだまだ自分は声優としても一人の人間としても完成されてないと思うからこそ、この機会に自分を振り返ることで、今後自分がどう歩みを進めていきたいか形作られた感じがしています。
そんな機会を与えてもらったことが、とてもありがたいと思っています。

◆ ◆ ◆

木村さんのパーソナリティとそのルーツを濃く知ることができた後に聴いた「Clowntime Berlin」は、まさに贅沢の極み。紡がれた歌詞の情景を思い浮かべると、自然と木村さんが登場してくるような感覚になりました。

普段のイベントでは有り得ないほどの近い距離で木村さんと過ごしたお客さんたちの幸せそうな表情は、スナックイベントならではの光景ではないでしょうか。とても温かく、そしてとても熱いひと時でした。

今回のイベント会場となった「コワーキングスナックCONTENZ分室」では、2019年8月31日まで来店者限定キャンペーンを開催中。
『ネヴァーランド -Voice Actor×売野雅勇-』を持って足を運ぶと、ここだけのスペシャル映像を見ることができます。また、先着でポストカードもプレゼント。
対象店舗などの詳細は、公式サイトでチェックしてみてください。
《阿部裕華》
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