『アラジン』は、人生を変えたいと願う貧しい青年アラジンと、自由に憧れる王女ジャスミンによる身分違いのロマンスとともに、願いを叶える魔法のランプを巡る冒険が描かれるエンターテインメント大作だ。
山寺演じるジーニーは、魔法のランプに何百年も囚われている伝説の魔人で、呼び覚ました主人の願いを3つだけ叶えてくれるキャラクター。劇中で新しい主人になるアラジンとのコミカルな掛け合いは、作品に大きなユーモアを与えつつ、その叶える“願い”で物語の起点を作ってゆくことになる。
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山寺はこの“願い”にちなんで、「今は五十肩を治して欲しいです!もう3年くらい治りません」とジーニーさながらにユーモアな1つ目の願いを披露。
プロの声優らしい2つ目の願いとして、「『絶対に枯れない強靭な声帯が欲しい』です。無理めなキャラクターでいくら叫んでも、お酒を飲んで騒いでも、朝までカラオケ歌っても、一切声が枯れない丈夫な喉が今すぐ欲しいです」と真剣な眼差しも魅せる。
そして最後の3つ目の願いでは、「世の中から1人ぼっちの人がいなくなればいいなと思っています。別に一人暮らしや独身を否定してる訳じゃなく、『心のひとりぼっち』という意味も込めてね」と優しく述べ、人の出会いと繋がりの大切さへの思いを語った。
実はこの山寺の3つ目の願いは、『アラジン』においても重要なキーワードのひとつ。
アラジンは「人生を変えたい」、ジャスミンは「外の世界を見てみたい」、そしてジーニーは「自由になりたい」…という叶わぬ願いを抱いているが、劇中ではこの3人が“運命の出会い”を果たすことによって、それぞれの願いも光り輝いていくことになる。
魔法の力ではなく、人と人が出会い繋がってゆくことによって、願いが結実へと動き出しているのだ。
この大事なメッセージを、自分の“願い”として代弁してくれた山寺。長きにわたって人の願いを叶えるランプの魔人を演じてきた声優が熱演する、実写映画版ジーニーに込められた“願い”にも注目となりそうだ。
『アラジン』
6月7日(金)全国公開
監督:ガイ・リッチー
脚本:ジョン・オーガスト、ガイ・リッチー
音楽:アラン・メンケン
出演:メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミス
原題:Aladdin
全米公開:2019年5月24日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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