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【予習】「スパイダーバース」を100%楽しむために、知っておきたい4つのポイント

次元を超えてスパイダーマンたちが集結した世界を舞台に、主人公のマイルス少年が人として、スパイダーマンとして成長する姿を描くCGアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』が、3月8日に劇場公開された。

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■魅力あふれるスパイダーマンたち


ここで、本作に登場するスパイダーマンたちを紹介したい。

スパイダーマン(マイルズ・モラレス)



まずは、主人公であるマイルズ・モラレス。彼はピーター・パーカー同様に蜘蛛に噛まれたことで能力を得、ピーターの死をきっかけにスパイダーマンを継ごうと奮闘する少年だ。
通常のスパイダーマンの力に加えて、透明化するカモフラージュという固有の能力を持っている。

スパイダーマン(ピーター・パーカー)



そんなマイルスと共に行動するのが、異次元からやってきた別のピーター・パーカー。我々の知る姿に最も近いスパイダーマンである。
彼は死んだピーターに代わってマイルスの師となっていくのだが、頼れる兄貴分というにはちょっとゆるい一面も……?

スパイダー・グウェン(グウェン・ステイシー)



女性スパイダーであるスパイダー・グウェン。グウェンの名を聞いて「おっ!」と思った方もいるかもしれない。
正体であるグウェン・ステイシーは、映画『アメイジング・スパイダーマン2』で描かれたように、正史ではベンおじさん同様に悲劇の死を迎えるキャラクターだ。
そんな彼女がスパイダーマンとして活躍し、夢の共演をすることも、マルチバースの懐の深さを象徴していると言えるだろう。

スパイダーマン・ノワール



ノワール調の世界からやってきたスパイダーマン・ノワール。
ハードボイルド過ぎる振る舞い、外見がマイルスたちの世界では非常に浮いており、一周回ってギャグに片足を突っ込みかけているところが魅力。

ペニー・パーカー&SP//dr



表情豊かなロボットSP//drを操る日系アメリカ人の少女、ペニー・パーカー。
日本アニメ風な世界からやってきており、そのデザイン、動きは我々の親しむアニメの世界にかなり寄せてきている。
予告編での登場時に日本で話題になったことを覚えている方も多いのではないだろうか。


マーベルキャラを擬獣化した世界からやってきたスパイダーハム。
カートゥーン調の世界からやってきており、マイルスたちの世界の常識は全く通じない!?

ヴィランたち



彼らと対峙するヴィランも、近年ではPS4ゲーム『スパイダーマン』やNetflixドラマ『デアデビル』でおなじみのキング・ピンを筆頭に、グリーンゴブリン、ドクター・オクトパスといった、おなじみの面々が登場する。その悪役ぶりにもぜひ注目していただきたい。

■全く新しいアニメーション



コミックの世界を体験させるために、極限までこだわり抜いた映像についても触れておきたい。

本作はCGアニメーションではあるものの、CGでレンダリングした映像のうえに手描きで作画、着彩を施すという特殊な工程で制作されている。
そのため従来の通常のCGアニメとは全く異なるルックの画面になっている。

また、予告を観てもわかる通り、各キャラクターのデザインにもそれぞれのルーツとなるコミックの画風が取り入れられており、アニメーションをさせる際にも、マイルスたちはあえてモーションブラー(※動く被写体を撮影した際に生じるブレ)をかけずにカクカクとした動きをさせている。
ペニー・パーカーはアニメ風のメリハリある動き……と言った風に、キャラごとに異なるアニメーション技法を用いているのだ。

また、CGアニメーターとして、日本人アニメーターの若杉遼が参加し、躍動感溢れる映像に貢献していることにも注目していただきたい。
全く違うデザイン、動きのキャラクターたちが同じ画面に違和感なく同居し、激しいアクションを繰り広げる本作は、観客を新たな境地へと導いてくれるはずだ。


→次のページ:鉄壁の主要スタッフ陣にも注目!
《山田幸彦》
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