3.グリップ感も大幅に違う
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また、2つのコントローラーはそのグリップ感も大幅に異なります。双方の形状をご覧になって頂ければその差は一目瞭然かと思いますが、横持ちや携帯モードのJoy-Conと比べるとGCコンのほうがはるかに握りやすく、操作が安定します。ただし、Joy-Conグリップを使用すればJoy-Conでも良好な保持性が得られる上に、Joy-Conグリップを使用したJoy-ConのほうがGCコンより重くずっしりとした感覚があるため、この辺りはコントローラーの重さに対する好みが出るのではないかと思います。
4.撮影やホームボタンがない
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このように、実際のゲームプレイでは概ねGCコンのほうが使いやすいと感じられますが、実はGCコンにはJoy-Conでいうホームボタンやキャプチャーボタンに相当するボタンがなく、これらの機能をとっさに使用することが出来ません。そのため、スクリーンショットを大量に撮影したい方や、頻繁にホームを確認する方には明確に不向きであるように感じました。このような遊ぶ方をする方は、適宜コントローラーを使い分けるなどの対策を取ったほうがいいでしょう。
5.周辺機器の差
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スイッチでGCコンを使用する場合、基本的には専用の接続タップが必要になります。接続タップはドックと接続する必要があるため、純正品の場合は携帯モードで使用することが出来ません。また、GCコンは有線接続を前提としているため、この辺りもJoy-Conとの大きな違いと言えるでしょう。
また、現行のコントローラーであるJoy-Conに比べ、GCコンはアクセサリー的な周辺機器が比較的入手しづらく、この点も違いとして挙げられます。もちろん探し方や住んでいる地域によって異なるものの、筆者の体感では、店舗で探す場合にはJoy-Con関連商品のほうが探しやすいと感じました。
GCコンは昔から慣れ親しんでいるプレイヤーも多く、その信頼に違わない操作性の良さを誇っています。もちろん、Joy-Conにも優れた点は複数存在していますが、筆者の個人的な意見を申し上げるならば、GCコンを使ったほうがより上手に『スマブラSP』を遊べるのではないかと思います。なお、『スマブラSP』はこれ以外にも「Proコントローラー」やホリの「クラシックコントローラー for Nintendo Switch」などでも遊べるため、これらのゲームパッドを試してみるのもいいかもしれません。