前日会見はこちら。
『少女☆歌劇レヴュースタァライト』はミュージカル×アニメの新感覚のエンターテイメントとして2017年4月30日にプロジェクトが発表され、CD 、漫画、ゲームと様々なメディアミックスを展開。ミュージカルの主要キャスト9人が「スタァライト九九組（くくぐみ）」として、アニメ版やゲーム版でも声優を担当しています。
同作は、国内有数の演劇学校・聖翔音楽学園第99期生である9人の少女が、年1回の「聖翔祭」で演じる戯曲「スタァライト」の“センター・ゼロ”を勝ち取るために、地下劇場での“レヴューオーディション“に参加して決闘を繰り広げるというストーリー。同公演では、2018年7月放送のアニメで絆を深めた9人が「スタァライト」を演じた後のストーリーを描いています。
第1部はミュージカル、第2部はライブの2本立て。出演するのは、小山百代さん（愛城華恋役）、三森すずこさん（神楽ひかり役）、富田麻帆さん（天堂真矢役）、佐藤日向さん（星見純那役）、岩田陽葵さん（露崎まひる役）、小泉萌香さん（大場なな役）、相羽あいなさん（西條クロディーヌ役）、生田輝さん（石動双葉役）、伊藤彩沙さん（花柳香子）の主要キャスト9人と椎名へきるさん（教師・走蛇紗羽役）。
さらに、新キャストとして小林由佳さん（教師・八雲響子役）、七木奏音さん（柳小春役）、佃井皆美さん（南風涼役）、門山葉子さん（穂波氷雨役）の4人がライバル校「青嵐」側として登場します。
ストーリーは9人が演じた「スタァライト」を観た「青嵐」3人の舞台少女が交流プログラムで聖翔音楽学園にやって来るという展開。「スタァライト」主役の少女クレールとフローラを演じた神楽ひかりと愛城華恋にどこか目標を達成して満足した様子が見られる中、天才・天堂真矢も一目置く「青嵐」の天才・柳小春を中心とした3人の歌唱力・踊り・芝居に9人が完敗してしまいます。
さらには「青嵐」の南風涼は露崎まひる、「青嵐」穂波氷雨は大場ななとそれぞれ因縁も明らかにされ、レヴュー対決に勝った学校が次の「スタァライト」を演じる権利を手にするという波乱の幕開けとなりました。
第1部ミュージカルは、前は下段、後ろは上段とステージを2分割し、アニメのキャラクター、青空や雪などの映像を映し出す空間を広く使った演出で進行。
10年以上の舞台・ミュージカルの出演経験を持つ小山百代さん、ミュージカル「アニー」で主役を務めるなどベテラン舞台女優の富田麻帆さんなど舞台経験豊富な9人だけあって、セリフ回しや歌唱パートの声量の高さはもちろん、喜怒哀楽の表現力が高かったです。
限られた時間の中でそれぞれがキャラクターの内面を見事に演じきり、ストーリーに深みを与えていました。
曲数も「#1」（前回公演）より増えており、様々なバリエーションの歌唱を緩急織り交ぜた踊りとともに披露。躍動感があって、休憩もほとんど無いのではないかと思うほど最初から最後まで動き回ります。
センターでなかったり、照明が当たっていなかったりするメンバーも何らかの芝居をしている細かさでした。醍醐味である武器で戦い合う“レヴュー”も、9人と新キャスト3人それぞれの持ち味をいかした見せ場が用意されています。
第2部ではステージの使い方はそのままに、セリフ回しや“レヴュー”がない分、歌唱と踊りに振り切っています。観客全員参加型のステージなので、ペンライトも振ることができます。キャストごとの組み合わせを変えた歌から、キャスト全員でステージを縦横無尽に動き回る歌まで用意され、しっとりバラードのような曲からポップな曲までバリエーション豊富です。高い声量に加え、活発な踊りが多いので、観客はとても盛り上がっていました。
一般的な2.5次元ミュージカルと違って、ミュージカルからスタートしたのが本公演。主要キャスト9人がそのまま声優を担当するレヴュー＆アドベンチャーRPG『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』の登録者数が99万人も突破しており、早くもプロジェクト発表初期の2軸展開に留まらない広がりを見せています。
■公演概要
公演名：少女☆歌劇レヴュースタァライト-The LIVE-#2 Transition
公演日程：2018年10月13日（土）～10月21日（日）
劇場：天王洲 銀河劇場
キャスト：
愛城華恋：小山百代、神楽ひかり：三森すずこ、天堂真矢：富田麻帆、星見純那：佐藤日向、露崎まひる：岩田陽葵、大場なな：小泉萌香、西條クロディーヌ：相羽あいな、石動双葉：生田輝、花柳香子：伊藤彩沙
八雲響子：小林由佳、柳小春：七木奏音、南風涼：佃井皆美、穂波氷雨：門山葉子
大胡愛恵、菊永あかり、木原実優、倉持聖菜、後藤早妃、甚古萌、馬場莉乃、保野優奈
走蛇紗羽：椎名へきる
演出：児玉明子
脚本：三浦香
特設サイト
ライブ・ビューイング公式サイト
