ステージはオリエンタルな衣装を身に纏った高橋洋子による、海外のアニメ・アニソンファンなら誰もが知っているであろう「残酷な天使のテーゼ」からスタート。
上坂すみれはロリータファッションで「POP TEAM EPIC」をクールに歌い切ったほか、デビュー曲「七つの海よりキミの海」やキュートでコケティッシュな「Inner Urge」を披露した。
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水瀬いのりは星空と宇宙の映像をバックに「Starry Wish」で沸かせ、「Million Futures」「アイマイモコ」を笑顔でパフォーマンス。「Ready Steady Go!」ではフロートでアリーナを外周しながら元気いっぱいにタオルを振り、観客席にも笑顔を広げていく。
「Honey Come!!」で台湾でも「はにかむ」コールを受けた小倉唯は、これが自身初の海外ライブ。ラストは笑顔で手を振りながらの「Baby Sweet Berry Love」で、ハッピーな空間を完成させた。
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angelaは「Shangri-La」のイントロから大きな歓声が沸き起こり、コミカルなアッパーチューン「全力☆Summer!」では「うっ!はっ!」とコール&レスポンス。「シドニア」ではatsukoの号令によって会場の全員がペンライトで敬礼を返すなど、ボルテージを最高潮へと導いていく。
初の台湾ライブとなった森口博子は、青く染まった会場に向けて「水の星へ愛をこめて」を歌唱。日本の災害時に台湾からの支援があったことに触れつつ、「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」にも思いを込めた。
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「EXCITING!」のイントロで「Come on!」と呼びかけて登場した宮野真守は、ペンライトを振る観客へ「棒棒!(上手!)」と煽り魅了していく。昨年以来の台湾公演に「また台湾に来ることができてとても嬉しいです!」と中国語で話すと温かい声援が響き渡り、繊細ながらも激しい「カノン」、そしてラストの「SHOUT!」で盛り上げる。
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「TESTAMENT -Aufwachen Form-」の荘厳なイントロで姿を見せた水樹奈々には会場のテンションも爆発し、台湾ファンに人気の「深愛」はしっとりと聴かせるパフォーマンス。宮野とのコラボ楽曲「結界」を“海外初”披露したのち、中国語の「男の子OK!?女の子OK!?」に続けて「DISCOTHEQUE」で本編を締めくくった。
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アンコールでは、『ポプテピピック』のドロップスターズ(小倉、上坂、水瀬)がアイドルソング「Twinkling star」を披露し、森口、水樹、atsukoは3名で「Northern lights」をカバー。
最後は出演者全員で水樹の代表曲「ETERNAL BLAZE」が歌い上げられ、森口の「to be continued!」で幕を閉じた。
「KING SUPER LIVE 2018」は今後、10月14日の上海公演を残すのみ。こちらもどんなステージが繰り広げられるのか注目だ。
「KING SUPER LIVE 2018」
10月14日(日)上海・メルセデスベンツアリーナ
出演:angela、上坂すみれ、小倉 唯、高橋洋子、堀江由衣、水樹奈々、宮野真守(五十音順)
「KING SUPER LIVE 2018」写真:上飯坂一