小説や絵本など、世界中で人気を誇る「ムーミン」。来年3月にグランドオープンする「ムーミンバレーパーク」では、ムーミン一家とその仲間たち、そして新しい発見に出会うことができる。
■可愛らしい制服公開!
今回新たに明らかになったのは、カラフルな制服。パーク内のアトラクションや店舗だけでなく、警備や清掃など含む全ての施設の制服全22デザインが「Ivana Helsinki」によりデザイン。
テキスタイルは、ムーミンの物語を彷彿とさせる風景やキャラクターが描かれ、ストーリー性がありユニセックスなデザインとなっている。
ジャングル・ミイ
元気なリトルミイと同じくらい遊び心にあふれたプリント。目をこらすと、花と葉のジャングルで遊んでいるミイたちが…。
フラワー・フィールド
緑豊かな自然あふれるムーミン谷が描かれた美しいフラワープリント。トーべの絵の特徴でもある生き生きとして繊細な手描き特有の線でデザイン。
ムーミン・スクエア
1960年代から70年代にインスパイアされた手描きの四角模様の中には、水玉や花の中にいる小さなムーミンたちが登場。
ムーミン・ガーデン
夏至の白夜のなか、野外パーティーが開催。ムーミン谷の仲間たちが楽しそうに踊っている。
■デザインは「Ivana Helsinki」
デザインを手掛けた「Ivana Helsinki」は、1998年にデザイナーPaola Suhonen(パオラ スホネン)と姉Pirjo(ピルヨ)により設立された、フィンランドを代表するブランド。北欧のレディースブランドとしては、唯一のパリコレクションに正式に参加していることで世界から高く評価されている。
今回、施設と共に制服も長くスタッフにも愛されること、スタッフも笑顔で生き生きと働いてもらいたいということを目的に、フィンランドでも長年ムーミンのデザインを手掛け、ムーミンの世界観への理解があり、カラフルな色使いや大胆なパターンで本場の北欧を表現できる「Ivana Helsinki」にデザインを依頼したという。
■トーベ・ヤンソンの原画を意識したこだわりのデザイン
「Ivana Helsinki」は、「Ivana Helsinkiのオリジナルであることはもちろん、シルエットや色などムーミンの世界とムーミンバレーパークをつなぐデザインを意識しました」と制服の着想を語り、「色はすべてトーベ・ヤンソンの原画から選ばれ、パーク内のヴィジュアルアイデンティティカラーや雰囲気と調和させています。形は、ムーミン物語の登場人物たちが身につけているような中性的であり、ゆったりとしたシルエットと、動きやすさを重視してデザインしました。また、帽子、スカーフなどのアクセサリーも、すべてトーベ・ヤンソンのオリジナルの原画に基づいています」とコメントしており、細部までこだわり抜いて作られたことが分かる。
そんな制服を着たスタッフに会えるのも楽しみのひとつ。来年のオープンがさらに待ち遠しい。
「ムーミンバレーパーク」は2019年3月16日(土)埼玉県・飯能市にオープン。