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「コミックマーケット準備会」の発表によれば、2017年の夏コミの来場者数はのべ50万人以上。お目当ての同人誌などを購入するために朝早くから数万人の人が開場前から数時間待ち、いざ入場しても隙間がないほどの人口密度です。2013年の夏コミ(C84)では、混み合う参加者たちの熱気で天井付近に「コミケ雲」が発生したことも報告されています。
6月から8月にかけて西日本東日本ともに平年よりも気温が高いことが、気象庁から発表されています。連日の猛暑で今年の夏コミはかつてない暑さが予想されるため、夏コミを良い思い出にするための暑さ対策をご紹介します。
■暑さ対策
・こまめな水分補給
何をおいても大事なのが水分補給。筆者は8月5日に名古屋で開催された「世界コスプレサミット2018」にも取材で行ったのですが、昼間は39度にも達する炎天下の中で500ペットボトル飲料を1日10本飲みました。それでも夜まで尿意を感じることが無かったので、水分の対外排出量は相当だったと思います。
夏コミは名古屋ほど暑くはならないかもしれませんが、人口密度によって実際よりも体感温度は上がることが見込まれるので、喉が渇いたと感じてから水分を補給するのではなく、のどの渇きを感じないようにこまめに摂りましょう。
すぐ飲めるように半分ほど凍らせたスポーツドリンクを複数本持ち込めればベストで、クーラーバックを重ねることで保温機能がアップするのでおすすめです。
・塩分を取る
恐らく吹き出る汗の量が尋常ではないことから、水分だけでなく塩分の消費量もあなどれません。塩飴も事前に用意してこまめに舐めましょう。あまりの暑さにしょっぱいはずの塩飴を次第に甘く感じる人もいるようです。
ただし、塩飴だけをひたすら食べるのは注意が必要で、合わせて水分を摂ることが欠かせません。目安としては200ミリリットルの水に対して飴1個が推奨されています。
・服装に気をつけよう
一番肝心なようでうっかりしがちなのが服装の意識。日差しを遮る帽子はもちろん、半袖半ズボンの動きやすく涼しい格好がおすすめです。
中にはジーンズをはいている人を見かけますが、経験的に汗のべたつきで不快感が強くなります。何か作業をするのでなければ、普段は快適なジーンズでも夏コミは避けましょう。
汗を拭くタオルも忘れずに、冷えピタなどの冷却グッズもかなり有効です。日焼けが時になる人は日焼け止めを塗りましょう。
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