グリー、Vtuber専用ライブ配信サービス発表 スマホでオリジナルアバターも作成可能 | アニメ!アニメ!

グリー、Vtuber専用ライブ配信サービス発表 スマホでオリジナルアバターも作成可能

株式会社Wright Flyer Live Entertainment(以下「WFLE」)によるVTuberへの参入・活動・収益化を支援する様々なサービス事業の説明会が8月7日に行われた。

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2016年11月末に登場した「キズナアイ」を皮切りに、ネットの新たなトレンドとして爆発的なムーブメントとなっている「VTuber」。今年7月時点までに4300人以上のVTuberが誕生しているが、その多くがチャンネル登録者数が伸び悩んでいたり、動画更新が1カ月以上滞っているという課題も浮き彫りにされている。


そんな状況を改善し、「全人類が物理的な制約から解放され「なりたい自分で生きていく」世界を実現する」というビジョンの下、株式会社Wright Flyer Live Entertainment(以下「WFLE」)によるVTuberへの参入・活動・収益化を支援する様々なサービス事業の説明会が8月7日に行われた。

誰もが「なりたい自分(VTuber)」になれる世界を実現するアプリ「REALITY」



今回の発表の目玉となるのが、世界初となるVTuber専用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」と、スマホのみで簡単にオリジナルアバター作成とライブ配信が行えるアバタープラットフォーム「REALITY Avatar」(仮称)だ。




8月7日よりiOS/Android用アプリのダウンロードが始まった「REALITY」は、月間約60時間のボリュームで毎日人気VTuberのライブ配信が楽しめ、8月12日まではサービス開始記念で「KMNZ(ケモノズ)」「ときのそら」「葉月なつ」「ゲーム部 夢咲楓」「月ノ美兎」による日替わり配信が行われる。




視聴者が簡単にコメントを送れたり、有償のVTuber用3D着せ替えギフトをプレゼントして付けてもらうなどの双方向コミュニケーションも簡単に楽しめ、人気VTuberによる配信やVTuber同士のコラボ配信も積極的に展開される予定なので、VTuberファンには注目のプラットフォームとなりそうだ。




そしてハイスペックPCや3Dモデル製作技術にモーションキャプチャーなど、VTuberを始めるための敷居の高さを解消してくれるのが、今年秋にα版が配信予定のスマホアプリ「REALITY Avatar」(仮称)だ。
豊富なカスタムパーツを組み合わせて自分だけのオリジナルアバターが作成可能で、「REALITY」での配信もスマホだけでOKと、誰でも手軽にVTuberになることができるのだ。




アバター製作や手軽な配信、そして有償ギフトによる配信の収益化など、VTuber活動そのものを容易にすることで「始めたはいいが長続きしない」という問題を解消し、誰もが「なりたい自分(VTuber)になり続けられる」環境を整える。「REALITY」はWFLEが目指す前述のビジョンを具現化する可能性を秘めたアプリとなりそうだ。

様々な協業によって、VTuberの世界ネットからリアルへ



今後2年で100億円をVTuber事業に投資予定というWFLEは、「REALITY」以外にも様々な取り組みをおこなっている。この発表会ではそれらの事業展開についてのプレゼンテーションもおこなわれた。




最初に紹介されたのは、他のメーカーやクリエイターと組んでVTuberを共同プロデュース事業。
7月29日に開催されたワンダーフェスティバル2018夏では、ニトロプラスのマスコットキャラクター「すーぱーそに子」のVTuberデビューを支援して会場でお披露目。会場のファンと双方向で会話を交わしたりするなど、好きなキャラクターとおしゃべりできるというアニメ・キャラクターファンの夢を実現する試みに成功した。


さらに人気イラストレーター・葉月ナツが自身のデザインしたアバターで開始したVTuber活動を支援し、そのチャンネル「NATSU Channel」も8月3日より始動。


他にもpixivやアニプレックスとのオリジナルVTuber事業をはじめ、アニメファンもおなじみの様々なメーカーとの共同プロデュースも進行中。今年は様々なメーカー系VTuberが続々と登場しそうだ。

さらにコラボ&サイマル配信にも対応したVTuber専用スタジオを用意したり、より豊かな感情表現を可能にするグラフィック技術、『シドニアの騎士』『GODZILLA 怪獣惑星』などでおなじみのポリゴンピクチュアズと協力してのセルルック3DCGの高品質化など、VTuberの表現力をさらに磨き上げる技術関連の投資も積極的に展開中だ。

そしていままではネット動画が中心だったVTuberの活動の場も大きく拡がりを見せている。その試みとしてWFLEとキングレコードが合弁会社を設立し、VTuber特化型の音楽レーベルを設立。
人気キャラクターのVTuber化とそれに関連する音楽製作やライブイベントなどを展開していくとのことだ。


他にも現在東京MXで放送中のVTuberバラエティ番組『VIRTUAL BUZZ TALK!』や、女性向けゲームブランド・オトメイトとの協業で「会いに行ける乙女向けVTuber」、さらに海外展開も計画中などリアルの世界と連動したプロジェクトも進行中だ。


ネットやスマホの普及とCG技術の発展が生み出したVTuberは、今後どのような発展を遂げていくのか。表現の可能性と急成長するジャンルとしての勢いがひしひしと感じられる発表会となった。

左よりWright Flyer Live Entertainment代表取締役社長 荒木英士/株式会社RK Music(仮)代表取締役社長 水谷誠也/キングレコード株式会社 キング・アミューズメント・クリエイティブ本部 制作部長 中西 豪


左より株式会社Wright Flyer Live Entertainment プラットフォーム事業部 プロダクトマネージャー倉淵 彩&栗田健悟/同社代表取締役社長 荒木英士//同社プロダクション事業部・事業開発部部長 尾中倫宗


[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《斉藤直樹》
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