爽やか熱血からギリギリな作品まで!夏アニメ45作品を「つづきみ」でイッキ見してきた | アニメ!アニメ!

爽やか熱血からギリギリな作品まで!夏アニメ45作品を「つづきみ」でイッキ見してきた

「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」(以下「つづきみ」)が6月27日に東京都・六本木で開催されました。

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アニメ0話切り撲滅をスローガンに、毎クールで放送される新作アニメのプロモーション映像を一気に観賞。「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」(以下「つづきみ」)が6月27日に東京都・六本木で開催された。

左から、司会の吉田尚記さんと結さん

約3ヶ月ごとの開催で8回目となる同イベントは、2018年夏に放送・配信または上映されるアニメ45作品が対象。司会はおなじみの吉田尚記さんと結さんが、コメンテーターに海外のアニメ事情に詳しいジャーナリストのリチャード・アイゼンバイスさん、代々木アニメーション学院×指原莉乃プロデュースのアイドル「=LOVE(イコールラブ)」の野口衣織さんを迎え、同時中継されたニコニコ生放送でのネットの声を拾いながら作品の見所や注目している部分を思う存分語った。

■夏をありがとう!『Free!-Dive to the Future-』


先陣を切ったのは、スキューバダイビングを題材にした『ぐらんぶる』と男同士の水泳友情物語『Free!-Dive to the Future-』 。両方とも男性の肌色成分多めの作品でありながら、前者は少年シモネタギャグ系であるのに対し、後者は男の肉体美が色気を感じさせる爽やかな仕上がりになっている。コメントを求められた野口さんは「Free!が来ると夏が来たなと思うし、合法的に男の裸が好きだと言えるのがいい。夏をありがとうございます!」とオブラートに包むこと無く思いの丈を語った。

■シャトル音がすごい!『はねバト!』


続く『はるかなレシーブ』『はねバト!』のスポーツ少女作品では、バトミントン経験のある結さんが『はねバト!』の試合シーンでのシャトルを撃つ音を「本当に羽根の音がする!」と絶賛。ノーマークながらスピード感ある試合シーンに大きく心を奪われたもようで、吉田さんも「ストレートに楽しめる」と期待を寄せた。

■濃い3連発『深夜!天才バカボン』『中間管理録トネガワ』『バキ・最凶死刑囚編』




吉田さんがこの3連発が「濃くて素晴らしかった」と語ったのが、細川徹監督が「俺が見たいバカボンを作る!」と意気込んだ18年ぶり5回目のアニメ化『深夜!天才バカボン』、『賭博破戒録カイジ』スピンオフシリーズで帝愛グループNo.2の利根川幸雄の中間管理職の苦悩を描いた『中間管理録トネガワ』、シリーズ累計7500万部で前作から17年ぶりのアニメ化『バキ・最凶死刑囚編』の3連発。“最凶死刑囚”を演じる銀河万丈、子安武人、津田健次郎、茶風林、二又一成の実力派ベテラン声優5人の人選に結さんも「最高です!文句の付けどころがない」と絶賛した。

■観覧人口の桁が違いすぎる中国アニメ!『兄に付ける薬はない!2-快把我哥帯走2-』『悪偶 -天才人形-』


『夢王国と眠れる100人の王子様』『京都寺町三条のホームズ』『つくもがみ貸します』と女性向けの3作が続いた後は、中国で累計約30億回の再生回数を誇る人気WEB漫画のアニメ化『兄に付ける薬はない!2-快把我哥帯走2-』、同じく中国で10.5億ビューを超える大人気コミックのアニメ化『悪偶 -天才人形-』、そして「深夜に突然はじまる紙芝居ホラー」として2013年に第1期が放送されたショートアニメ『闇芝居』第6期をイッキ見。

日本アニメのお得意様でありながら、近年は大きな成長を見せる中国から逆輸入の形である『兄に付ける薬はない!2-快把我哥帯走2-』『悪偶 -天才人形-』の逆輸入は、日本での反応が今から気になるところだ。

■本当に観たい!『アンゴルモア元寇合戦記』


『アンゴルモア元寇合戦記』が流れると、原作を知らない司会者の2人揃って「面白そう!」と絶賛。とくに漫画ガチ勢である吉田さんはまだ読んでいなかったものの、大河ドラマのような骨太さに「本当に観たい」と心を掴まれたもよう。また、ゲーム配信と合わせて放送される『千銃士』は古銃の擬人化で、結さんも“高貴であること”が何よりも優先されるキャラクターの振る舞いが良いと太鼓判。今後発売される絶対高貴ソングシリーズも大いに気になるところだ。

■結さんが高速詠唱してしまう『アイドルマスターシンデレラガールズ劇場(3期)』




『音楽少女』『アイドルマスターシンデレラガールズ劇場(3期)』『BanG Dream! ガルパ ピコ』とアイドル要素が高い作品では、『アイドルマスターシンデレラガールズ』のガチファンである結さんが魅力を一気に語る“高速詠唱”を披露する熱の入りよう。要点をまとめると「6周年イベントに向けての動きがどう反映されているのか」「新しくボイスがついたアイドル達に期待したい」「観ればあなただけの担当がきっと見つかる」「彼女達がいるから私も頑張りたい」とのことで、あわや2週目突入の“高速詠唱”を吉田さんが慌てて止める事態に。

■富田麻帆ら実力ミュージカル女優も参加!ミュージカル×アニメーションで紡ぐ、二層展開式少女歌劇『少女 歌劇 レヴュースタァライト』


『はたらく細胞』『働くお兄さん!の2!』と続いた後に、吉田さんが「音楽がすごい」と絶賛したのが『少女 歌劇 レヴュースタァライト』。「アニメ」と「ミュージカル」が相互にリンクし合っており、三森すずこさんたち人気女優・声優が、舞台のキャスティングそのままにキャラクターの声を担当している。ミュージカル『ANNIE』でアニー役を演じたこともある実力派ミュージカル女優の富田麻帆さんがメンバーにいることからも、歌劇への本気度が伺える。

■ヤクザが性転換&全身整形手術でアイドルに!『Back Street Girls -ゴクドルズ-』


『ヤングマガジン』で連載され、不始末の落とし前で性転換と全身整形手術をさせられ、地下アイドル「ゴクドルズ」としてデビューした極道3人組の苦難が人気を呼んでアニメ化した『Back Street Girls -ゴクドルズ-』。性転換&全身整形前の男性の声と、アイドルとなった女性の声の2バージョンのPVが流れ、実際の放送では作中の歌声はどうなるのかザワついた。

■第1回プレゼン『七星のスバル』



左から、空閑旭姫役の大森日雅さん、オフィシャルアンバサダーの山田麻莉奈さん、TBSプロデューサーの余卿さん

ハイクオリティ3Dアニメ『スペースバグ』、王道少年向けアニメ『ゾイド』の後は、第1回目プレゼンタイムに。メインヒロイン空閑旭姫を演じる声優の大森日雅さん、オフィシャルアンバサダーの山田麻莉奈さん、TBSプロデューサーの余卿さんが登壇しました。第1話の一部映像も公開され、MMORPGの世界が主な舞台であることから、結さんは「曲がゲームっぽい」、吉田さんも「ゲーム音が耳に残る」と音の迫力を絶賛。

ストーリーではパーティーのメンバー間で恋愛感情が生まれるため、大森さんが「小学生ながらにして複雑な関係になる」と言うと、ゲームガチ勢の結さんが「分かる!MMOあるある!毎日一緒に決まった時間にログインしていると、男女で色恋で色々あるんです!」と激しく同意した。

■待ってた!『殺戮の天使』、ヤンデレ!?『ハッピーシュガーライフ』




プレゼンの後は『殺戮の天使』『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』『ハッピーシュガーライフ』をイッキ見。フリーゲームとして絶大な人気を集めた『殺戮の天使』は、結さんも「かなり原作のイメージ通りの仕上がり」と太鼓判を押し、原作が大好きだという野口さんも「大好きなゲームで、殺すためと殺されるためだった主人公とヒロインの関係性がどんどん変わる。ホラーじゃなくて少女漫画なんです!」と大興奮だった。

一方で衝撃的だったのが、『ハッピーシュガーライフ』。前半の心温まる愛情いっぱいの描写から一転、自分の愛を邪魔する者は誰であっても許さない主人公の恐怖に、吉田さんも「やばいやつ!?」と驚きを隠せなかった。リチャードさんは「ヤンデレの主人公は珍しい。『未来日記』ではヒロインであり、最終的には敵サイドでしたから」と同作を絶賛。海外でも普通にヤンデレ、ツンデレ、クーデレといった日本のオタク用語が世界共通だったことに対する会場の驚きも大きく、綾波レイみたいなタイプを指すダンデレというオリジナル用語の存在を多くの人が知った。

■アニメのために最終話までネーム描き下ろした『プラネット・ウィズ』




吉田さんも「毎シーズンなくてはいけない要素のアニメ」とあげた『ヤマノススメサードシーズン』『One Room セカンドシーズン』 をイッキ見した後は、第2回プレゼンタイムへ。漫画家の水上悟志先生描き下ろし1074ページのネームを元にしており、強い要望で田中公平さんが音楽を担当している。結さんは「管楽器の入り方が完璧!さすがです」、吉田さんも「安心して観られるよね」と絶賛した。

イッキ見の幕間では、結さん(左)と野口衣織さん(右)が同じステージに登壇


野口さんが視聴者のリクエストを受けて「ライオン」を熱唱。声量が素晴らしい

■石田祐康監督がメガホンを取り、主題歌は宇多田ヒカルが歌う劇上映画『ペンギン・ハイウェイ』


若干29歳にして日本のアニメーション界を背負って行く期待が寄せられる石田祐康監督の『ペンギン・ハイウェイ』をイッキ見。『ペンギン・ハイウェイ』は、結さんは「少年から見たお姉さんの甘酸っぱさ」「背伸びした少年の生意気さ」と、お姉さん役の蒼井優さんとアオヤマ君役の北香那さんの演技力を見所に上げた。吉田さんも結さんも石田監督のすごさを語り出すと止まらなくなるなど、本作への期待は非常に高い。

■ゲーム画面をそのまま出した!『ハイスコアガール』


コメディ要素のある少女が主人公の日常系アニメ『ちおちゃんの通学路』『あそびあそばせ』をイッキ見した後は、なんやかんやあったけど無事にアニメ化した『ハイスコアガール』が話題に。『ストリートファイターII』に代表される、1990年代の対戦型格闘ゲームを扱う作品なので、アニメでのゲーム映像はどうなるのかと思っていると、まさかのゲーム画像を実際に映すという徹底ぶり。これは許諾取るのが大変だったろうなと思う反面、よくぞやってくれたと称えずにはいられない。

■放送ギリギリの描写に挑戦!『あるゾンビ少女の災難』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』


刑を執行するシーンのフォントなどを発注したという『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の後は、『あるゾンビ少女の災難』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』をイッキ見。どちらも過激シーンが多いものの、前者がオカルトホラーでスプラッターなゾンビものであるのに対し、後者は美少女に対して“全力の魔王プレイ”を行う“男のそっち系”を描いている。どちらも攻めたアニメだが、早見沙織さんが演じる『あるゾンビ少女の災難』主人公の美少女ゾンビユーフロジーヌの、ホラー作品において珍しいゾンビ目線の切り口と、デジタル配信ならではの過激描写に期待が寄せられる。

■周りの女性は全員が年上、全力でバブみ!『すのはら荘の管理人』


続いて、どちらも民宿が舞台の『すのはら荘の管理人』『ゆらぎ荘の幽奈さん』をイッキ見。前者は、年の差ラブ決定版を謳うおねショタもので、主人公が全力で甘える、ヒロインが全力で甘やかせてくれる、とにかく観ているとぐた~となれる“バブみ”全開ぶり。後者は『I"s』『To LOVEる -とらぶる-』『いちご100%』など、ジャンプ恋愛漫画の系譜を受け継いだ『少年ジャンプ』のギリギリを攻めている描写が、ある意味“伝統”を感じさせてくれた。

■男なら観ずにはいられない!『じょしおちっ!~2階から女の子が…降ってきた!?~』


電子コミック累計ダウンロード数1000万突破の成年向けコミック『女の子が落ちた先は、俺の息子の先っぽでした。』が原作。原作タイトルから察する通り、主人公とヒロインの衝撃的な出会いは、結さんも「そんな器用なことできます?」と首を傾げるほどの“ミラクル”だ。吉田さんは笑いながら「こういう世界でのみ起こりうる」と回答。多くの人が過激シーンをどこまで放送するのか気になっていると思うが、過激なシーンを盛り込んだ完全版はデジタル配信ということで、安心と期待が入り交じりる。

■『邪神ちゃんドロップキック』



左から、吉田さん、結さん、邪神ちゃん役の鈴木愛奈さん、花園ゆりね役の大森日雅さん

「異世界で携帯電話の充電どうするんだろう?」と気になって仕方がない『百錬の覇王と聖約の戦乙女』、原作がシリーズ累計700万部突破の『オーバーロードIII』、2年越しの待望のアニメ化『ISLAND(アイランド)』をイッキ見した後は第3回プレゼンタイムへ。邪神ちゃん役の鈴木愛奈さんと、この日2回目の登壇となる花園ゆりね役の大森日雅さんが登壇し、鈴木さんは「日々、ゆりねの命を狙う邪神ちゃんと仲間達のコメディ」、大森さんは「邪神ちゃんがいつもクズでゲスでゆりねの逆鱗に触れて、拷問のようなお仕置きをされる」と、ざっくんばらんに見えて、原作を知るファンからすれば要点を的確に抑えた作品紹介をしてくれた。

上半身裸で下半身は蛇の尻尾という邪神ちゃん。ゆりねに向けた邪神ちゃんのドロップキックのシーンが流れると、大森さんは「こんなに飛んでも髪の毛が胸部から離れない」と見所を紹介。邪神ちゃんは悪魔だから物理法則無視なのだろう。ドロップキックする邪神ちゃんのしっぽを掴んで、そのまま包丁でみじん切りにするゆりねのサディスティックさに驚いた後は、2人が主題歌を歌ってくれたのを聞き入った。

■「今日の放送で観たいアニメは増えましたか?」に対し、「はい」が81.4%


3時間を超えるアニメイッキ見&プレゼンテーションを終え、ニコニコ生放送視聴者に向けた「今日の放送で観たいアニメは増えましたか?」という質問に対して、「はい」が81.4%、「最初から全部観る予定だった」も10.3%と高評価だった。

左から、吉田尚記さん、結さん、野口衣織さん、リチャード・アイゼンバイスさん

最後は同イベントを振り返って司会者とコメンテーター合わせた4人がそれぞれコメントをして締めくくる。結さんは注目していたアニメ以外でも気になる作品に出会えたことに対し、「絵を観て、音を聴いて、印象が変わるのがつづきみの良さだと思いました」と語り、リチャードさんはここでも「『ハッピーシュガーライフ』が一番面白かった」とヤンデレのインパクトの強さを伝えた。野口さんは『殺戮の天使』をあげ、「結さんと同じゲームが好きだったのが今日一の収穫で、私めっちゃ幸せでした」と感極まり、結さんも「仲良くしてください」と二人の間に友情が芽生えたようだ。

吉田さんは「傾向として、今は皆、濃いもの求めているのかなという印象がちょっとした。ゆるっとふわっとがちょっとずつだったのが、だんだん一つは確保していますといういい状態になっている気がする」と今シーズンの全体のバランスの良さをあげた。本イベントはニコニコ生放送でも視聴可能なので、見逃した方は今からでも新作アニメのチェックができるのでおすすめしたい。思わぬ気になる作品に出会えるはず。

「つづきみ」がきっかけで仲良くなった2人

「つづきみ」公式サイト「夏のつづきみ2018」ニコニコ生放送タイムシフト画像提供:つづきみ事務局
《乃木章》
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