
三浦が演じる伊東鴨太郎は、真選組の参謀として政治面で活躍しながら剣の腕も一流という才人のキャラクター。局長の近藤勲(中村勘九郎)からの信頼は厚い一方、副局長の土方十四郎(柳楽優弥)とは犬猿の仲であり、本編では真選組史上最大の事件を巻き起こすという影のある役柄だ。
「終始、シリアスでふざけたことを一切しない伊東鴨太郎というキャラクターを丁寧に演じることがこの『銀魂2』においてはきっとスパイスになるはずだとやりがいを感じた」と話す三浦は、「メガネを触れるタイミングや、触れ方そのものにも注意した」と事前にキャラクター研究を重ねてきたとのこと。
「刀を使った殺陣は、映画では初めてだった」ということで、入念な準備を重ねて挑んだ撮影について「舞台での殺陣と、映像での殺陣はその見え方、見せ方が違う。それを改めて学んでいくような撮影現場だったし、最善を尽くしたからこそとても勉強にもなった」と振り返った。

一方の窪田が演じる河上万斉は、音楽プロデューサーという表の顔を持ちながらも、高杉晋助(堂本剛)率いる武装集団・鬼兵隊に所属するという裏の顔も併せ持つ。ヘッドホンにサングラス、ロングコートを着こなし、背中には三味線を背負うという独特なスタイルの人物だ。
『銀魂』実写化への出演には大きなプレッシャーもあったが「自分に出せるものをすべて出して、この万斉というキャラクターを演じよう」と決意したという窪田。三浦と同じく福田監督の作品には初めての参加だが、演出指導は「サングラスを持ち上げる部分で、『人差し指1本がいいですね』とそれだけでした」という。
また小栗旬演じる坂田銀時とのアクションシーンが非常に多かったことについては「『銀魂』の殺陣は独特で“間合い”などをつかむのが難しかった」と回想。共演者については、堂本について「初めて共演させて頂いたのですが、高杉というキャラクターを演じる上でのオーラを感じ、刺激的でした」と触れた。
あわせて公開された三浦と窪田のキャラクタービジュアルは、既出のものと同様に圧倒的な完成度で原作ファンのみならず映画『銀魂』ファンをも唸らせそうな仕上がり。鋭意制作中という本編の完成に、ますます期待が集まっていきそうだ。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』は8月17日(金)より全国にて公開。
(C)空知英秋/集英社 (C)2018 映画「銀魂2」製作委員会