舞台挨拶は上映後の興奮冷めやらぬ場内でスタートし、水崎監督が「ニンジャバットマンを楽しんでもらえましたか?」と呼びかけると観客から大きな拍手が発生。
先にアメリカでの上映に立ち会ったという水崎監督は「アメリカでも卵が飛んでくるかもって思っていたんです。でも日本でも皆さんに楽しんでいただけて、これでやっと眠れます」と笑顔を見せ、脚本の中島かずきは「皆さん胸焼けしてませんか?僕はこういうものしか作れないんです(笑)。90分満足してもらえたならよかったです」とコメント。キャラクターデザインの岡崎能士は「やっと日本の皆さんに届けられてよかった」との感慨を述べた。
一方でキャスト陣からは、「何回か過去にバットマン役を演じさせてもらっていて、今回も同じものかと思ったら、日本で作ったすごいクオリティの作品で。全然かっこよくてびっくりしたんです。みんなに見てもらえてうれしいです」と山寺が言うと、加隈は「キャットウーマンはどっちに味方に付くか読めないキャラなんですけど、『女の気の迷いを許せる男は素敵よ』ってセリフがあって…皆さん、許せる方が素敵だそうですよ!」と呼びかけ。
ロビンを演じた梶は「まさか時代に合わせて髪形があんなに変わるとは思わなかった」と自身のキャラクターに触れつつ、「戦国であり、バットマンであり、そしてまさかのロボットで、日本とバットマンの融合が素晴らしい作品です」と太鼓判を押した。
また高木は「なんとしてもジョーカーとして山寺さんをいじめたい、これでもかってくらいこっちのほうが楽しくなって、バットマンを振り回せるようにというのは考えて演じていました」と明かし、山寺の「いろんな意味でいらつきました…」との返しにニンマリ。ハーレイ・クイン役として2人のバトルをワクワクしながら見ていたという釘宮は「好きな人しかいない現場で、毎回テンション全開でジョーカーについていきました」といい、舞台挨拶前にもエレベーターで一緒だった高木から「俺に惚れるなよ」と言われ「惚れちゃう」と返したエピソードを披露した。

さらにステージには、山寺が翌日に57歳を迎えることからサプライズケーキが登場する一幕も。バットマンマークをあしらった特製ケーキを前に、全員からハッピーパーズデーの歌で祝福された山寺は、その味について聞かれると「バットマン味!!」と即答し、「こんなにお祝いしてもらってうれしい。励みになります」と嬉しそうに笑った。
最後の挨拶では、高木が「今日、壇上に上がった瞬間に皆さんの笑顔を見て、本当に楽しんでもらえたんだなって伝わりました」との感動を語り、山寺も「水崎監督も、これがコケたら神風動画がつぶれてもいいって言ってたくらい、みんなで情熱を注いだ作品です。ここからさらに発信して、『ニンジャバットマン』ブームになってほしい」とコメント。観客全員との三本締めで、大盛況のなかでイベントが締めくくられた。
『ニンジャバットマン』
Batman and all related characters and elements are trademarks of and (C)DC Comics. (C)Warner Bros. Japan LLC