小学館は6月4日(月)より、全社を挙げて海賊版・違法サイトの根絶を目指す「NO! 海賊版・違法サイト」キャンペーンを始動した。同社の全雑誌・デジタル媒体に告知広告を掲載することで、読者に「海賊版は買わない!違法サイトは見ない!」運動への協力を呼び掛けていく。昨秋以降、悪質な海賊版・違法サイトの利用者が急増していることは、正規の電子コミック市場を脅かし、マンガ文化そのものを衰退させかねないまでの影響をもたらしている。規模の大きい某海賊版サイトによる被害額は4,000億円とも試算されており、すべての違法サイトによる被害額は、その数倍にのぼるという。同社もここ10年近くにわたり、海賊版・違法サイトに対して侵害作品の削除要求をくり返すという地道な作業を継続。それと同時に、違法サイトの運営者や侵害作品のアップローダーを摘発するべく、警察への捜査協力や海外の法律事務所との連携などを続けてきたというが、それでもなお違法サイトは後を絶たない。こうしたサイトの多くは、ユーザー数の増加に比例して増える広告収入や、月額会費によって利益を上げている。したがって、「海賊版サイトを見たり、利用したりするユーザーをなくし、資金を枯渇させ、サイト運営が不可能な状態に追い込むことこそ、もっとも効果的な施策である」というのが同社の指摘だ。政府によるサイトブロッキング容認方針が大きく報道され、注目が集まっているこの機会に展開される「NO!海賊版・違法サイト」キャンペーンでは、6月4日(月)発売の「ビッグコミックスピリッツ」27号を皮切りとして同社のコミック誌および増刊誌計23誌に告知広告を掲載。「ビッグコミックスピリッツ」27号では、『あさひなぐ』の主人公・東島旭が薙刀を手にしたデザインとともに「曲がったことは嫌い。正々堂々です」のコピーが打ち出された。このほか、コミック各誌編集部が工夫を凝らした告知広告として、6月13日(水)発売の「少年サンデー」29号には『名探偵コナン』、6月15日(金)発売の「コロコロコミック」7月号には『ドラえもん』、7月28日(土)発売の「flowers」8月号には『ポーの一族』がそれぞれ登場。 告知広告以外のキャンペーン展開については、詳細が決まり次第追って伝えられる。
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