2017年4月4日、映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の吹替版完成披露試写会が行われた。会場の神楽座には、少佐役を演じた田中敦子が登壇。ファンに向けて「ただいま」と一言声をかけて、作品への思いを語った。まずは一人の観客として本作の感想を問われると「ハリウッドはなんとすごいことをしてくれたんだろう。『攻殻機動隊』の要素が散りばめられていて、ルパート・サンダース監督の押井監督への愛が止まらない。よくぞここまで…! とそんな印象です」とルパート監督の手腕を称える。「(屋上から)ダイブするシーンや光学迷彩を着て水辺で敵と戦うシーンなど、アニメの映像が浮かんできました」とハリウッドの映像技術に驚いた様子だった。実写版の吹替キャストを務めることについては「私たちを選んでくださって本当に光栄でした。日本や海外でも話題になっていたこの作品ですが、私たちにとって最大の関心事だったのが日本語吹替版を誰がするのか、だったので。声優陣の方たちと話して今回、シリーズをご覧になった方たちに喜んでもらいたねというのが最終的な目標でした」と起用への喜びを語った。本作ではバトー役の大塚明夫、トグサ役の山寺宏一とも同役で6年ぶりに共演している。キャラクターを熟知しているゆえに、アフレコ現場でアレンジを加えることもあったそうだ。「例えば、少佐が荒巻に対しては敬語を使わない、ぶっきらぼうな口の利き方をするので語尾の修正を提案したりしました。他にも、トグサは少佐に対して必ず丁寧語だったり、バトーが荒巻のことを“オヤッさん”と呼んだり。公安9課の間で熟知していることは少しずつ提案して、台本に反映させていただきました」と明かした。また「山寺さんが『目を閉じてセリフだけを追いかける とアニメ版と一緒だよな~。アニメを観ているような感覚になるね』と言ってくれたのがとても嬉しかったです!」とアフレコ時のエピソードを語り、笑顔を見せる一幕もあった。本作では少佐、「攻殻」シリーズでは草薙素子を演じてきた田中は、その役柄について「一番近くて一番遠い存在」と語る。「私はずっと少佐を演じさせていただきましたけど、私とは真逆のタフな彼女に憧れてきました。これまでオーディションを受けるなどして少佐を演じることが出来ましたが、今回も彼女は私の元にきてくれたんだなと思い、とても感慨深いです」と胸の内を披露した。お馴染みのセリフ「ネットは広大だわ」も生披露し、イベントは大盛況の内に幕を閉じた。『ゴースト・イン・ザ・シェル』2017年4月7日全国ロードショー(c)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
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