「ガンダム THE ORIGIN」安彦良和、“シャア・セイラ編”完結に感無量 “ルウム編”は2017秋公開 | アニメ!アニメ!

「ガンダム THE ORIGIN」安彦良和、“シャア・セイラ編”完結に感無量 “ルウム編”は2017秋公開

11月5日(土)、東京オペラシティ・コンサートホールにて「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の旋律 ー運命の前夜 プレミア上映会ー」が開催された。

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11月5日(土)、東京オペラシティ・コンサートホールにて「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の旋律 ー運命の前夜 プレミア上映会ー」が開催された。
本イベントは11月19日(土)より全国15館でイベント上映される『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』のプレミア先行上映に加え、朗読劇やトークパートも用意されており、充実の内容となった。
出演者はエドワウ・マス/シャア・アズナブル役の池田秀一、ララァ・スン役の早見沙織、キシリア・ザビ役の渡辺明乃、ランバ・ラル役の喜山茂雄、アルテイシア/セイラ・マス役の藩めぐみ、そして主題歌を担当する森口博子と安彦良和総監督という、豪華な顔ぶれだ。

冒頭には池田、早見、渡辺、喜山、潘が登場し、朗読劇を披露した。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第1話から第3話を総括するような内容で客席を『THE ORIGIN』の世界へ一気に引き込んだ。またコンサートホールという場所を活かし、ピアノとヴァイオリン、チェロの生演奏も加わり朗読劇を盛り上げる。コンサートホールに設えられたパイプオルガンの演奏もあり、荘厳な音と空気が会場を包み込んだ。

安彦総監督も登壇し、キャストの挨拶を終えると続いて『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』プレミア上映へ。巨大なスクリーンに迫力の物語が映し出された。

上映終了後、再びキャストがステージに登壇するとトークパートがスタートした。全4話からなる「シャア・セイラ編」はこれにて終了となる。37年前から一貫してシャア・アズナブルを演じている池田は、本シリーズに臨む際、自らオーディションを受け、エドワウ・マス役をつかみ取ったことを振り返りながら、「当初は久しぶりにプレッシャーというものを感じていました。今はホッとしています」と安堵を覗かせた。第4話である本作でララァ・スンとして初登場する早見は、現場の緊張感を「台本が(緊張の手汗で)しわしわになりました」と表しながら、かつて『機動戦士ガンダム』で潘恵子が演じたララァを本作で新たに演じることに対し「大切に関わらせていただきました」とコメントした。
本シリーズでアルテイシア/セイラ・マスを演じている藩めぐみは第4話には出演せず、「初めて客観的に見られました」と話した。客観的に見る中で、登場人物は誰もが人の親であり、人の子であるのだと改めて気づかされたという。安彦総監督はそのコメントを受け、「まさに意識したところでした。彼らは人間なんだと感じていただけたらうれしい」と心情を語った。

ランバ・ラル役の喜山は4日がアムロの誕生日だったということに言及し、「今日11月5日を調べてみたら、ランバの命日でした」と明かし会場を爆笑させた。今回キャサリンという偽名で金髪姿を披露するキシリア・ザビを演じた渡辺は「キシリアの怖さや心の強さが今回で伝われば」と演技に込めた思いを語った。

トークパートの途中では森口が登場し第4話の主題歌『宇宙(そら)の彼方で』を歌唱。楽曲と歌詞の壮大さにレコーディングは苦労したと話したが、そんなエピソードが冗談に聞こえてしまうほど見事な歌声で会場を包んだ。続けて、シャアとララァの出会いを描いたイメージソング『Day by Day…きっと』も歌い上げた。

最後のあいさつでは安彦総監督が「『ルウム編』が来年の秋に公開予定です。より高いレベルのものを作ろうと思っているところです。楽しみにしていてください」ととっておきの情報をファンにプレゼントした。
全員が退場したところで森口が『ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~』をサプライズで披露、充実のイベントを締めくくった。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』
11月19日(土)~12月2日(金)2週間限定
全国15館にてイベント上映!
(C)創通・サンライズ  配給:松竹

http://www.gundam-the-origin.net/
《細川洋平》
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