秋吉理香子が2013年に発表した小説『暗黒女子』が実写映画化され、2017年春に全国公開を迎えることが発表された。脚本は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』などで知られる岡田麿里が担当する。岡田が実写映画の脚本を手がけるのは本作が初となる。本作は聖母マリア女子高等学院を舞台に学院の経営者の娘・白石いつみの死をきっかけに物語が動き出す。校舎の屋上から落下したいつみは自殺か他殺か、あるいは事故かまったく分からない。そんな中で、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が立つ。会長を引き継いだ澄川小百合は、部員が自分で書いた物語を朗読する定例会を開催。そこで、それぞれが犯人を告発する作品を発表していくのだ。イヤな気持ちになる結末だがクセになってしまうミステリーとして「イヤミス」が一大ジャンルになりつつあるが、『暗黒女子』はその代表作とも言える小説だ。主人公の澄川小百合役にはNHK連続テレビ小説「まれ」にも出演した清水富美加が抜擢。物語で重要な役割を担う白石いつみは、現在放送中のTVドラマ「好きな人がいること」にも出演する飯豊まりえが担当する。ほかにも清野菜名や玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈といった若手女優が共演を果たす。闇を秘めた女子校で繰り広げられる、彼女たちの演技に注目だ。そして監督は『百瀬、こっちを向いて。』『MARS~ただ、君を愛してる~』を手がけた耶雲哉治が務める。脚本は『心が叫びたがってるんだ。』『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』といったアニメ映画で高い評価を得た岡田麿里が担当する。岡田が実写映画の脚本を担当するのはこれが初めてだ。密室の中で行われる5人の女子高生による5回の告発は、実写映画でも高い緊張感を生み出すだろう。その最中では犯人だけでなく登場人物全員の黒い秘密さえも暴かされいく。予測できないストーリー展開を岡田がどう仕上げるのかは、本作の大きな注目ポイントである。「暗黒女子」出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏/平祐奈原作:秋吉理香子『暗黒女子』(双葉文庫)監督:耶雲哉治脚本:岡田麿里 制作プロダクション:ROBOT配給:東映/ショウゲート(C)秋吉理香子/双葉社
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