7月16日、東京国立博物館にて細田守監督の映画『時をかける少女』の野外上映会が開催された。来場者数は6500人超を記録し、長編映画の野外上映として日本最大級の動員数を記録した。上映後には主題歌を担当したシンガーソングライター・奥華子が登壇してミニライブを行った。細田守監督の『時をかける少女』は2006年に劇場公開され、ミニシアター並の興行規模ながら口コミで多くの観客を集めた。2016年は公開から10周年のアニバーサリーにあたることから、作品の舞台になった東京国立博物館「博物館で野外シネマ」のプログラムとして野外上映会が開かれた。当初は7月15日も開催を予定していたが、雨のため館内での上映に変更となった。そんなアクシデントがありつつも、16日の野外上映会には6500人を超えるファンが集結。2014年に同場所で同作品を上映した際の動員数を塗り替えて、日本最大級の記録を更新した。上映後にはシンガーソングライターの奥華子が出演。主題歌「ガーネット」と挿入歌「変わらないもの」を披露し、多くのファンを魅了していた。野外上映会を企画した移動映画館 キノ・イグルーの有坂塁は「これまでに日本各地で野外シネマを開催しましたが、本イベントがダントツの動員数でした。ぼくの知るかぎり、この記録は国内にとどまらず、世界的に見てもトップクラス。かの有名なロカルノ映画祭のピアッザ・グランデとほぼ変わらない観客数だったのですから」とコメントを発表している。なお東京国立博物館では「時をかける少女×東京国立博物館」特別企画として、本作のオフィシャルグッズを7月31日まで販売中だ。「博物館で野外シネマ」は東京国立博物館とキノ・イグルーの共同企画として2014年にスタート。第1回の『時をかける少女』を皮切りに、毎年秋に映画の野外上映を行っている。今年は10月14日と15日の開催を予定しており、上映作品は追って発表される。[高橋克則]
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