映画「秘密」大友啓史監督が制作の舞台裏を明かす 生田斗真を小さく見せる“秘策”とは?
大友啓史監督が7月17日(日)、東京・銀座の アップルストアで行われたトークイベント「Meet the Filmmaker」に出席し、来月公開の新作『秘密 THE TOP SECRET』の舞台裏を明かした。
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清水玲子によるミステリーコミックを原作に、被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。
主人公の第九室長・薪剛を演じるのは俳優の生田斗真。原作での薪は「女性と見誤るほどの美青年」という設定になっており、大友監督は「そんな俳優、いませんよね。ハードルは高かった」とふり返る。身長170センチを優に超える生田さんを「小さく見せる」工夫を施したと明かし、「190センチ近い大倉くん(大倉孝二)に、さらに上げ底の靴を履いてもらったり」と“秘策”を語った。
生田さんの起用については、「警視庁という大きな組織で生き抜いてきた人間のタフさ、武骨さをリアルに落とし込んでくれる」と語り、「三池さん(三池崇史監督)とか、いろんな監督にもまれていますし」と生田さんのキャリアを役柄に重ね合わせた部分もあるようだ。
本作をはじめ、大ヒットを記録した『るろうに剣心』シリーズ、今後公開を控える『ミュージアム』『3月のライオン』などコミック原作の映画を多く手がけている大友監督。「原作のコアな部分は踏まえて大切にしているが、原作ファンだけを相手にしているわけではない。生身の俳優さんが僕らの武器であり、(人間だからこそ)コントロールできない面が出てくるので、開き直っている」と思いを語った。
『秘密 THE TOP SECRET』には猟奇的なシーンもあり、「最初に脚本を映倫に見せたら、『これは無理ですよ』と言われた」のだとか。「もちろん、怖がらせるのは目的ではない。脳をのぞく、のぞかれる恐怖を描き、『あなたなら、どうしますか?』と提示したかった」と話していた。
『秘密 THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。
生田斗真を小さく見せる? 『秘密』大友啓史監督が“秘策”語る
《text:cinemacafe.net》