映画「HUMP」、アヌシーで発表、ドイツ発の3Dアニメーションにピクサー出身監督が挑む
2016年6月16日のアヌシー国際映画祭で新作3Dアニメーション映画『HUMP』が発表された。本作はドイツの映画制作会社MovieBrats Picturesが制作を手掛ける。
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本作は2015年に行われた「Cartoon Movie in Lyon」のプレゼンテーションにて、すでに製作発表されていた。しかし、スタッフなどの詳細が明らかとなったのは今回が初めてだ。監督はピクサー出身のJ.Gが務める。
MovieBrats Picturesはこれまで実写作品を多くてがける一方で、アニメーション作品も精力的に世に送り出してきた。短編アニメーションの『FUER IMMER IN FARBE』、3Dアニメーションでは『THE PET ZOO CREW』や『GYOZA KINGDOM』などの代表作がある。
日本とも関わりがある。商業施設「丸井」のCMを3Dアニメーションにて制作している。
同スタジオの新作3Dアニメーションが『HUMP』だ。タイトルのHUMPは「こぶ」を意味する。本作の主人公はラクダのラミ。過酷なアラビアの砂漠を舞台に、離れ離れになってしまった親友のオマールを見つけるため、仲間のヤギや狐の仲間と共に旅を繰り広げる。
監督を務めるJ.Gは、長年ピクサーで活躍してきた。ディズニーの『ポカポンタス』や『ファンタジア2000』などに携わった。その後ピクサーのスタジオで『トイストーリー2』や『モンスターズ・インク』、『ファインディングニモ』の制作に参加した。『カーズ』のスピンオフ作品であるテレビアニメーション『メーターの東京レース』などで共同監督を務めた。今作にて単独監督デビュー迎える。
脚本はAmin MatalqaとMatthew Antonelliが共同で担当する。Matalqaは本作のプロデューサーでもあり、映画『Captain Abu Raed』がサンダンス映画祭で観客賞を受賞している。
公開情報は明かされていないが、本作は英語、ドイツ語、フランス語などでの上映が予定されている。サイト上で明かされている『GYOZA KINGDOM』は日本語も対応予定。どのような作品が登場するのか、気になるところだ。引き続き注目したい。