「シンドバッド」の楽しさを全て込めて完結編公開 舞台挨拶で村中知と田辺桃子が感無量 | アニメ!アニメ!

「シンドバッド」の楽しさを全て込めて完結編公開 舞台挨拶で村中知と田辺桃子が感無量

5月14日、長編劇場映画『シンドバッド』がいよいよ公開をスタートした。公開初日には、都内のシネコン T・ジョイ PRINCE 品川にて初日舞台挨拶が行われた。

イベント・レポート
注目記事
 
  •  
  •  
  • (C)プロジェクト シンドバッド
5月14日、長編劇場映画『シンドバッド』がいよいよ公開をスタートした。公開初日には、都内のシネコン T・ジョイ PRINCE 品川にて初日舞台挨拶が行われた。
登壇したのはシンドバッド役の村中知、サナ役の田辺桃子、そして白組の小池健太郎、日本アニメーションの井上孝史のふたりのプロデューサーである。劇場は早速劇場に訪れた親子連れを中心に、ファミリー映画らしいに活気に溢れていた。

『シンドバッド』はアラビアンナイトでお馴染みの「シンドバッドの冒険」を、3部作で描いたアニメシリーズだ。これまでに第1話『空とぶ姫と秘密の島』、第2話『魔法のランプと動く島』のふたつの映画が公開されている。
ところが今回は単なる第3話ではない。第1話と第2話を再編集、さらに新作の完結編を加えての大作映画『シンドバッド』として世に送り出す。
これについて井上プロデューサーは、当初は子ども観やすいように短いものを目指したが、やはり一本の作品を観て欲しいと、今回の上映スタイルを決めたと説明する。しかし、そこは魅力たっぷりの映画だけに、子どもたちを2時間スクリーンに釘づけにする仕上がりになっている。

小池プロデューサーは作品の企画の始まりが“我々が今一番みたいもの”そして“今ないもの”とのコンセプトだったこと明かした。『アルプスの少女 ハイジ』や『未来少年コナン』『あらいぐまラスカル』といった作品が浮かび、「ああいった名作をもう一度作ってみよう」と決断した。
それが『シンドバッド』のどこか懐かしいワクワク感、そして時代の変遷にも色褪せることのない冒険活劇につながったようだ。ファミリー向けのアニメで定評のある日本アニメーションの制作や、世界名作劇場シリーズやスタジオジブリ作品で活躍した佐藤好春のキャラクターデザイン、作画監督起用もこれを支えた。

主人公・シンドバッドを演じた村中は、アフレコは3話それぞれに期間を空けて、1年かけて行っただけに、終わってしまうことに寂しい気持ちがあると。同時に、ようやく最後を届けられる喜びもあると感慨深げな挨拶となった。
田辺もサナと会えなくなるのがさみしいとしつつも、「彼女も私も新しい旅をしていく」、「お互いに応援し合える」と話す。田辺の中ではすでにサナは確かなかたちで存在するようだ。

1話から完結編までのシンドバッドの変化を聞かれると、「シンドバッドは普通の男の子で能力的には変わるわけではないが、子どもから少年に成長したのでは」と村中。一方、田辺は「サナはより強くなり、思いを相手に伝えられる女性になった」とサナの成長を感じた様子だ。
また井上プロデューサーが、「シンドバッドはサナが好きだったの?」と聞かれると、村中は「淡い気持ち。気になるけれど、意識はないのでないか」と答えた。
映画はイオンエンターテイメントに全国配給。ありそうでなかった子どもと大人も楽しめる冒険活劇を映画館で楽しめる。

『シンドバッド』
5月14日(土)より全国ロードショー
(C)プロジェクトシンドバッド
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース