中国興収192億円、中国アニメーションの歴史を変えた「西遊記之大聖帰来」の日本展開決定
中国のアニメーション映画で過去最大のヒットとなった『西遊記之大聖帰来』の日本上陸が決まった。アクセスブライドが、日本におけるマスターライセンス獲得を発表した。
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アクセスブライトは、日本のアニメやスマートフォンゲームの海外進出事業に実績を持っている。これまでは日本から中国のビジネスが多かったが、今回は中国の大型コンテンツを日本に運ぶ。
『西遊記之大聖帰来』は、北京燕城拾十月文化伝播有限公司がティエン・シャオポン監督のもと制作し2015年7月に中国公開された。迫力満点のCGアニメーションが話題を呼び、中国映画史上空前の大ヒットとなった。
国内興収192億円は、これは中国で公開されたアニメーション映画としては過去最高(当時)となり、同じく2015年に大ヒットした日本の『STAND BY ME ドラえもん』、それまで史上1位であった米国アニメーション『カンフー・パンダ2』を大きく上回った。中国でのアニメーション映画のヒットはこれまで米国作品が多かったが、今回の成功は中国のアニメーション史を変えたとされている。
映画は2017年春には日本公開も予定しており、ここで最新の中国の劇場アニメーション、CGに触れるチャンスとなりそうだ。一方、もっと早く本作を確認することも可能だ。『西遊記之大聖帰来』は3月18日から21日まで、東京・TOHOシネマズ日本橋で開催される東京アニメアワードフェスティバル2016のコンペティションの長編アニメーション部門にノミネートされている。ここで『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』として日本初上映される。
上映は3月19日10時20分から12時15分。TOHOシネマズの予約サイトにてチケットは発売中である。