1月27日、東京都内にて、2016年春より放送がスタートするテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン Crystal』の第3期<デス・バスターズ編>に登場する新キャストの発表会が実施された。デス・バスターズ編は、原作コミックス完全版の第5巻、6巻の内容を映像化したもので、セーラー戦士と謎の組織「デス・バスターズ」との戦いが描かれる。これまでのシリーズに登場したセーラームーンをはじめとしたキャラクターに加えて、セーラーウラヌス(天王はるか)やセーラーネプチューン(海王みちる)といった外部太陽系戦士も登場する。人気キャラクターの登場だけに新キャストが誰を担当するのかに関心が集まっていた。発表会には、新キャストに先立ちセーラームーン役の三石琴乃さんが登場。三石さんは冒頭、これまでのシリーズを振り返った。第1期が始まったことは、まだ地に足がついていなかったが、第2期が終わるころにはキャスト陣にも落ち着きが生まれ、良い環境で収録ができているとのこと。そしていよいよ新キャストが登壇。まずはセーラーウラヌ役の皆川純子さん、続いてセーラーネプチューン役の大原さやかさんが相次いで現れると、会場の記者席からも大きな拍手が起こった。また、発表会の様子はニコニコ生放送でも中継されており、そちらのコメント欄も大きな盛り上がりを見せていた。皆川さんは今回の抜擢について「とても嬉しかったと同時に、プレッシャーも感じました」と感想を述べた。一方の大原さんは、配役が決まった日付まで鮮明に覚えているそうで、当日は皆川さんと連絡を取り、喜びを分かちあったという。すでに収録も始まっているとのことで、三石さんは「全員が責任感を持っていて、とても良いメンバーです」と話す。これに対して皆川さんは「今はワンシーンワンシーンを必死に演じています」と謙遜していたが、収録は順調に進んでいるようだ。また、発表会当日はセーラーウラヌスの誕生日ということで、大原さんから皆川さんに、ウラヌスのカラーをイメージしたブレスレッドがプレゼントされる一幕もあった。デス・バスターズ編には、皆川さんと大原さん以外にも新キャストは存在する。発表会ではセーラーサターン役・藤井ゆきよさんをはじめ、よのひかりさん、桐本琢也さん、土師孝也さんといったキャスト陣も発表。この中から、藤井さんのビデオメッセージも公開された。藤井さんは「愛され続けてきた作品なので、誠心誠意がんばります!」とコメントを残すと、会場のキャスト陣も笑顔を見せていた。さらに発表会では新キャストの他に、「美少女戦士セーラームーン展」が4月16日から、と六本木ヒルズ展望台にて開催となることも明らかに。この展覧会では、原作者・武内直子氏の原画や、90年台に放送されたアニメの資料、当時のグッズやミュージカル関連のアイテムも展示するとのこと。今年の春はアニメの新シリーズと合わせ、さまざまな企画でファンを楽しませてくれそうだ。最後に皆川さんは「みなさん以上にセーラーウラヌスを愛して演じていきます」と言うと、大原さんは「魂を込めて演じていくので、見守ってください」と、ニコニコ生放送の視聴者に向けてコメントし、発表会は幕を閉じた。写真:木場 ヨシヒト「美少女戦士セーラームーン Crystal」(C)武内直子・PNP・講談社・東映アニメーション
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