杉作氏によるノンフィクションマンガ『猫なんかよんでもこない。』。本作は、ボクシングに人生を捧げる三十路寸前の男・ミツオと、拾われてきた子猫・チンとクロの姿を描いた、心温まる作品だ。2015年10月より放送されたアニメに続いて、1月30日からは実写映画も公開を予定している。その公開に先駆ける形でトークショーが開催された。開催場所は猫に関するあらゆるものの展示、販売、サンプル配布などを行う猫マーケットイベント「にゃんだらけVol.1」。猫をテーマにしている本作にはうってつけのスポットだ。今回のトークイベントに参加したのは、本作の監督を務めた山本透氏。自宅でさくらという猫を飼っている山本氏は、撮影風景について「子猫時代の撮影は、子猫たちがあまりにじっとしてくれなくて、常に走り回っていた」とコメント。また、初めのうちは警戒心もあったようで、慣れてきた所でようやく自然な表情が撮れるようになったという。会場には監督の話を聞こうと、猫好きのファンで埋めつくされていたが、そんな観客席に向かって山本氏は「猫だらけ、猫三昧な映画になっています」と作品の魅力をアピール。猫好きならば共感できる場面もあると、完成した映像に自信をのぞかせる場面もあった。さらにこの日は映画のオリジナルグッズや原作本、猫足のルームソックスなど、作品のファンはもちろん猫好きにとっても嬉しいアイテムの抽選会も開催。当たった来場者の大きな笑顔を見て、山本監督も笑顔を返していた。最後に山本氏は、「最後には心がぽかぽかと温まって、猫好きじゃない人も猫派になる、猫のかわいさであふれている映画です」と語り、イベントを締めくくった。また当日は、『猫なんかよんでもこない。』のブース展示も行なわれ、関連グッズの特別販売が行なわれた。こちらもトークショー同様に多数のファンが訪れた、賑わいを見せていた。映画『猫なんかよんでもこない。』1月30日(土)全国公開(C)2015杉作・実業之日本社/「猫なんかよんでもこない。」製作委員会
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