auが提供しているアニメ番組の定額見放題サービス「アニメパス」が終了することが分かった。2016年1月27日に新規の申し込み受け付けを終了、4月30日にアニメパスでのサービス提供を終了する。2015年1月期の第1クールを節目にしたかたちだ。一方、同じauが提供する「ビデオパス」の定額動画配信サービスは、この1月よりアニメ番組の配信を大幅に拡充する。これまでアニメパスが行ってきた新作テレビアニメの連動配信も実施する。アニメパスの機能をビデオパスが引き継ぐ。アニメパス終了にあたりauでは、利用者にビデオパス (見放題プラン)の加入キャンペーンを実施している。30日間無料利用と、レンタルチケット1枚をユーザーに提供する。アニメパスの現在の利用は月額400円(税抜)。一方、ビデオパスは月額562円(税抜)となっている。アニメパスより利用料はやや高めに設定されている。しかし、ビデオパスではアニメだけでなく、洋画や邦画、テレビドラマなども楽しめる。これまでのビデオパスの利用者とっては、アニメのタイトル拡充はメリットが大きいだろう。アニメパスはKDDIがauスマートフォン向けのサービスとして、2014年6月にスタートした。先行する大手キャリアNTTドコモによる定額見放題サービス「dアニメストア」に対抗する動きでもあった。大手キャリア系の定額見放題では、「アニメパス」「dアニメストア」、そしてソフトバンクの「アニメ見放題」の3つが並んだが、そのひとつが撤退することになった。2015年には、NetflixやAmazonプライムビデオの日本上陸など、動画配信サービスに注目が集まった。動画配信の利用も拡大傾向にある。しかし、将来性が高いだけに市場への参入企業も多い。市場での競争は過熱気味である。必ずしも収益化していないサービスも多いとみられる。今後も動画配信では、新たなサービスの登場と同時に事業統合など様々な動きが続きそうだ。[数土直志][/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載]
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