「第2回広島国際映画祭2015」は11月20日から23日までの四日間、広島県・NTTクレドホール他にて開催される。このたび上映プログラムが発表され、国内外から選りすぐった作品たちが揃った。アニメ関連では、11月23日に広島県を舞台にした劇場アニメ『この世界の片隅に』のワークショップの開催が決定している。片渕須直監督がトークを披露する予定だ。ワークショップ「『この世界の片隅に』のさらなる進展。――昭和10年の江波・草津、昭和19年の呉――」では片渕監督が登壇する。2016年秋公開予定の本作について解き明かしていく。作品舞台である広島の映画祭で監督がどのような想いを語るのだろうか。ファンとのミーティングで上映された「パイロットフィルム」「冬の記憶」に続く、新たな映像のお披露目にも期待したい。映画祭では、他にも様々な特集上映が行われる。注目はシネマテーク・フランセーズの創設者 アンリ・ラングロワ特集である。フランスのフィルム・アーカイヴであるシネマテーク・フランセーズは、ヌーヴェルヴァーグの旗手たちが足繁く通ったこと知られ、映画史に多大な影響を与えてきた。今回の特集では2015年に生誕100年を迎えた彼の功績を振り返ることができる。若手監督特集では濱口竜介監督の5時間17分の大作『ハッピーアワー』を12月の公開に先駆けて上映する。ロカルノ国際映画祭最優秀女優賞を獲得した本作のジャパンプレミアも盛り上がりを見せそうだ。さらにカンヌで話題を集めたミゲル・ゴメス監督をはじめとする特別招待作品、6作品が賞を競うコンペディション部門作品、広島に関する認識を追及するヒロシマEYEなど、魅力的なプログラムを予定している。[高橋克則]
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