一方で、そうした作品は、ばらばらに理解されがちだ。新しい公式サイトは、「ワーナー・ブラザース」のブランドを打ち出し、ブランドがもたらす作品への期待感を高める役割も果たしそうだ。同時に人気作を通じて、日本におけるワーナーブランドも高める。 サイトでは、映画やBlu‐ray/DVD、デジタル配信、放送番組などの最新情報も告知される。今後は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、J.K.ローリングの最新作『ファンタスティック・ビースツ・アンド・ホエア・トゥ・ファインド・ゼム(原題)』、さらには邦画からは『テラフォーマーズ』などが目玉になるだろう。エンタメファンには見逃せない場所となる。 またリニューアルの目玉としてソーシャル機能を導入した。「おすすめ機能」も充実する。公式サイトの会員サービスの「クラブワーナー」もリニューアルし、ファンとのインタラクティブな関係を目指す。
また、マンガやヒーローファンに見逃せないのが、公式サイト内に設けられるプロジェクトDCコミックスサイトだろう。こちらはワーナーが『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』をスタートに、2020年までにDCコミック原作のアクション大作を10作品公開する予定であるのに合わせたものだ。 バゥトマンやスーパーマンなど数々のヒーローを生み出してきたDCコミックスは、ワーナーが世界に誇るコミックスブランドである。ただ、その広大な世界観といままで生み出されてきた作品とキャラクターは膨大だ。時として日本のファンに馴染みが薄いこともある。DCコミックスサイトは、特集やキャンペーンなどを通じて日本のファンにその魅力を届ける。