なお、ゲネプロの前に会見があった。猿之助曰く「大道具担当が1週間、家に帰っていない」そう。ゲネ時点での完成度は「90%」と語る。残り10%は「お客様を含めて完成する、やれることは全てやりました」とコメント。とにかく舞台転換はスピーディー、凝ったセットもあり、これは大道具スタッフの力の結晶だ。「アニメやマンガをそのまま舞台にはのせていません」と語るように”スーパー歌舞伎”という”言語”に転換しての舞台化だ。「いろんなアイディアが浮かんで、取り入れました」と語るが、”アイディアの見本市”のようで、スタッフ・キャスト一丸となって創り上げた、というのがひしひしと伝わる。「ばかばかしい仕掛けで楽しんで頂けたら」と語るが、笑えるシーンは徹底して”おバカ”、抱腹絶倒シーン満載だ。衣装、特にルフィはTシャツに短パン、「シンプルですが、衣装さんにお願いして、同じ赤でも衣装替えの時は全て異なるデザインでお願いしております」のコメント通り、なかなかお洒落で観劇予定があるなら、ここは要チェック。また「ルフィはやればやるほど魅力がある」と語る。続けて「(ルフィの)仲間を集める求心力を自分のものに出来たら」、猿之助にとってはルフィは憧れのキャラクターのようである。また「普段、歌舞伎を観ない人にも興味を持ってもらって嬉しい」と率直な感想を述べてくれた。猿之助自身もアニメ、マンガは大好き。「どらえもんやセーラームーン、キン肉マンで育っています」と語るが、いまやマンガは"MANGA"、”世界共通言語”と言っても言い過ぎではない。マンガ、アニメのスーパー歌舞伎化は時代の流れを考えると必然だ。「スーパー歌舞伎はマンガの世界に近い」とコメントし、さらに「賛否両論あってこそ本物です」と語る。今回の会見には、小学生記者が参加。「ルフィと似ているところは?」と鋭い質問が出た。猿之助は「ルフィは一人じゃ生きられない。僕も寂しがりやで、仲間と一緒に、みんなが楽しい思いをして、みんなが気持ちよくお芝居が出来るようにしたい」とコメント。また、フランスに行った際に書店に『ONE PIECE』の本が並んでいたそうで「フランスでやりたいです」と語った。近い将来、スーパー歌舞伎が、ルフィが海を渡るかもしれない。スーパー歌舞伎II (セカンド)『ワンピース』2015年10月7日~2015年11月25日新橋演舞場2016年3月1日~2016年3月25日大阪松竹座http://onepiece-kabuki.comスーパー歌舞伎II (セカンド)『ワンピース』(C)尾田栄一郎/集英社・スーパー歌舞伎II『ワンピース』パートナーズ公演製作 松竹株式会社
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