第11回吉祥寺アニメーション映画祭の本選が10月3日に吉祥寺シアターにて開催される。今年はスペシャルゲスト審査員としてテリー・ギリアム監督が参加したことが話題となっている。テリー・ギリアム監督と言えば、『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』などで知られる異彩の巨匠だ。残念ながら来日は実現しなかったが、日本にも多くのファンを持つ監督がどの作品を選ぶのか、大きな関心を集めるに違いない。アニメファン・映画ファンの注目のイベントになるだろう。吉祥寺アニメーション映画祭は2005年に第1回を初開催。吉祥寺に在住していた編集者・竹熊健太郎さんの呼びかけで、アニメ特撮・研究家の氷川竜介さん、アニメーション史研究家の津堅信之さんを迎え、少人数で制作された短編アニメーションを積極的に評価してきた。第11回目となる今回はスペシャルゲスト審査員としてテリー・ギリアム監督が参加する。ギリアム監督はイギリスのコメディグループ・モンティパイソンのメンバーとして知られ、『空飛ぶモンティ・パイソン』などでアニメーションを担当。その後は映画監督として『バンデットQ』『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』『ブラザーズ・グリム』などの大作・ヒット作を送り出した。ギリアム監督の作品はときに難解とも言われながらも、世界中でファンを魅了し続けている。また昨年に引き続き、ゲスト審査員としてオムニバス映画『MEMORIES』『アニマトリックス』『SHORT PEACE』など多彩な作品を手がけた森本晃司さんを迎えた。さらに吉祥寺ゆかりのスタジオであるSTUDIO4°C、コアミックス、スタジオディーン、プロダクション I.Gも審査に参加する。今年は一般部門13作品、ギャグアニメ部門3作品がノミネートされている。賞レースの行方に期待したい。[高橋克則]第11回吉祥寺アニメーション映画祭本選開催: 10月3日17:30会場: 吉祥寺シアター
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