「宇宙戦士バルディオス」トークショー  衝撃の最終回をスタッフが語り尽くした | アニメ!アニメ!

「宇宙戦士バルディオス」トークショー  衝撃の最終回をスタッフが語り尽くした

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テレビアニメ『宇宙戦士バルディオス』は、数多くのロボットアニメが放送された1980年代でも特に大きな存在を残した作品だ。本作がBlu-ray BOXとなり蘇る。10月28日にバンダイビジュアルからリリースされる。
これを記念して9月13日にシネマート新宿にて、上映会とトークショーが開催された。誕生から35周年記念ということもあり、40代以上のファンを中心に多くの来場者が会場に詰めかけた。

当日は第1話、第32話、さらにテレビ未放送で当時話題を呼んだ第34話をスクリーンで上映した。映像はBlu-ray BOXのために新たに美しくなったHD画質で、これをいち早く堪能できる機会となった。
続いてトークショーにはプロダクション リード(旧・葦プロダクション)会長の佐藤俊彦さん、構成の酒井あきよしさん、メカニックデザイン・絵コンテの佐藤元さん、本作で演出デビューを飾った西村純二さんといった当時の関係者が登壇した。当時の思い出を語った。

本作は物語途中となる第32話で、突然「完」の文字が映されて、地球が滅亡したまま最終回を迎えるという衝撃の展開が、今でも語り草になっている。
これについて佐藤俊彦さんが説明。「放送の終了は作品内容や視聴率が取れなかったという理由ではないため、その意味では後悔はございません」と。実はスポンサーの経営悪化により打ち切りになったと裏事情を披露した。「広告代理店さんのご好意から放送を1ヵ月間延ばして頂き、結果としてあの最終回まで続けることができたんです」と打ち明けた。

テレビ最終回の演出を担当した西村さんは、「最終回になったからといってラストや台詞を変えようということは一切なかった」と断言。唯一変わったのはラストの音楽で、広川和之監督は地球滅亡のイメージシーンのBGMにED曲『マリン・いのちの旅』を選び、「これで終わりだよ」と告げたそうだ。

メカデザインに話が移ると、佐藤元さんは少女モノがやりたくて葦プロに入ったが、当時社長だった佐藤俊彦さんにメカ好きだと誤解されて担当することになったという話でファンを驚かせた。佐藤俊彦さんは、本当は大河原邦男さんに依頼しようと思ったが難しかったため、メカ好きの噂があった佐藤さんに決めたと告白。
「幸い彼にはデザイン力がありましたし、何より予算が掛からなかったので会社としては救世主でしたね(笑)」との言葉に、佐藤元さんも苦笑いを浮かべていた。

最後に酒井さんは本作への想いについて「男と女の儚さや切なさは、誰の中にも青春の思い出と共にある。その心模様こそがこの作品の魅力の1つだと思うし、そこが伝われば嬉しいです」と熱く語った。佐藤俊彦さんも本作が海外でも愛されていることに触れて「どうかBlu-rayを買って下さい」とお願いし、会場の笑いを誘った。
[高橋克則]

宇宙戦士バルディオス Blu-ray BOX 特装限定版
2015年10月28日発売
※Amazon、BVC(バンダイビジュアルクラブ)限定商品
《高橋克則》
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