日本の少女マンガは、「Shojo」の言葉で国内だけで海外でも大人気を博している。その中でも高屋奈月の『フルーツバスケット』は、海外で最も売れた作品としてよく知られている。累計部数は国内だけで1850万部突破という世界的大ヒット作だ。本作が「花とゆめ」(白泉社)での連載終了から9年、オンラインマガジンを舞台に新たなストーリーをスタートした。白泉社が運営する少女マンガのウェブマガジン「花LaLa online」は9月4日より、『フルーツバスケットanother』の連載を開始した。『フルーツバスケットanother』の作者はもちろん高屋奈月だ。舞台となるのは前作と同じ都立海原高校だが、そこでは本田透たちが卒業し、月日が過ぎていた。その高校に少女・彩葉が入学してくる。そこから新たな話がスタートする。話はまだ始まったばかり、前作『フルーツバスケット』と関わりからかたもまだ分からない。今後どんな展開をするのか、多くのファンが楽しみにするに違いない。「花LaLa online」は、白泉社の主要少女マンガ4誌「花とゆめ」「別冊花とゆめ」「LaLa」「MELODY」が合同で運営する贅沢感たっぷりのオンラインマガジンである。人気作家の作品を連載している。利用は完全無料で、毎週金曜日にアップする。連載作品は『フルーツバスケットanother』のほか、『英語道』(玖保キリコ)や『刀剣乱舞学園』などの人気作、話題作がラインナップされている。手軽に楽しめるウェブマガジンとして人気だ。『フルーツバスケット』は、高屋奈月の代表作。1998年から2006年まで連載された。女子高生の本田透はあるきっかけで草摩家に居候することになるのだが、実は草摩一族は皆な異性抱かれると動物に変身してしまう体質を持っていた。ファンタジックな設定に学園恋愛もの、そしてコメディも交えた作品だ。2001年にはテレビアニメ化もされ、こちらも人気となった。新シリーズのスタートに合わせて9月から『フルーツバスケット』の愛蔵版の刊行も始まった。9月4日に第1巻、第2巻同時発売、10月20日に第3巻をリリースする。全12巻を予定するが、表紙は高屋奈月先生が新たに描きおろす。加えて、雑誌掲載時のカラー扉も完全収録と豪華な装丁だ。価格は各950円。また同じく9月から「アニマックスPLUS」にて、テレビアニメの再放送も開始した。『フルーツバスケット』が2015年に再び盛り上がりをみせている。
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