映画「GARM WARS」北米展開発表 10月から劇場公開とオンデマンド配信で | アニメ!アニメ!

映画「GARM WARS」北米展開発表 10月から劇場公開とオンデマンド配信で

押井守監督のもとプロダクションI.Gが国際共同製作をした映画『GARM WARS:THE LAST DRUID』の北米展開が明らかになった。2015年10月2日よりスタートする。

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『GARM WARS The Last Druid』(C)I.G Films
  • 『GARM WARS The Last Druid』(C)I.G Films
押井守監督のもとプロダクションI.Gが国際共同製作をした映画『GARM WARS:THE LAST DRUID』の北米展開が明らかになった。2015年10月2日より、北米での劇場公開、及びインターネット上でオンデマンド配信をスタートする。8月21日に、プロダクションI.Gの親会社であるIGポートが発表した。
発表によれば、米国・ロサンゼルスに拠点を持つアーク・エンターテインメントは北米での権利を獲得し、ビジネス展開をする。映画は全編英語キャストで撮られている。映画の公開も北米が先行する。

映画『GARM WARS:THE LAST DRUID』は、1990年代に製作が進められていた押井守監督による大作映画『ガルム戦記』のアイディアを新たなかたちで映像化した話題作だ。プロダクションI.Gとカナダの映画会社との国際共同製作として実現した。
アニメ作品を得意とするプロダクションI.Gでは珍しい長編実写映画となっている。一方で、押井守監督らしく、実写映像に様々な効果をつけることで独自の世界観を実現している。また国際共同製作であることから英語キャストによる全編英語、撮影もカナダで行わるなどグローバルサイズの映画となった。
監督・脚本は押井守、監督補に佐藤敦紀、音楽は川井憲次が務めた。物語の舞台となるのは、遥かに時空を隔てた異世界“ANNWN”。ここでは、ガルムと呼ばれ3つのクローンの種族たちが長年にもわたり争い続けてきた。そのなかでガルムのひとりカラは、不思議な巡り合わせにより集まった仲間と共にガルムの存在理由を探る旅に向かうことになる。

『GARM WARS:THE LAST DRUID』は、2014年秋の第27回東京国際映画祭にて特別招待作品としてワールドプレミア上映された。その後、海外の映画祭などで上映されている。映画公開は当初2014年初夏を目指すとしていたが、それが遅れていた。今回の北米では劇場公開とオンデマンドの配信を同時展開することになる。
北米では、現在、ハリウッドの超大作以外での大規模公開はほとんどなく、中規模な独立系の映画興行も少ない。一方オリジナルでハイクオリティなアクション映画、SF映画はオンラインでの配信で需要が高くなっている。『GARM WARS:THE LAST DRUID』もそうした作品のひとつとして、北米のファンの前に姿をみせそうだ。

本作は日本での公開スケジュールは、現在は発表されていない。押井守監督の実写映画は、2015年に『THE NEXT GENERATION -パトレイバー- 首都決戦』、『東京無国籍少女』と相次ぎ注目されている。『GARM WARS:THE LAST DRUID』にも、ファンの期待が大きい。

《animeanime》
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