アニメのようなRPGゲーム『ザクセスヘブン』がこのほど完成、8月11日に都内某所にて完成披露が開催された。完成披露にはバンダイナムコオンラインのプロデューサー近藤貴浩氏が、セガゲームス セガネットワークス カンパニー 萱沼由晴氏が登壇し、完成したばかりのゲームの楽しさをアピールした。ゲームの最大の特徴は、「紅」「蒼」「緑」そして「黒」「白」の5つの学園からなる世界観だ。それぞれの学園が異なるストーリー、テーストを持ち、同時に進行する。舞台が多いだけに登場キャラクターも数が多く、その数は150名以上にも及ぶ。豪華声優陣が演じる個性たっぷりのキャラクターが華やかに繰り広げる。そしてもうひとつの特徴が、アニメ業界のトップクリエイターが本作のために集結したことである。アニメーション企画・原作に『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の企画プロデューサーの古里尚丈、アニメーション制作を十文字が手がける。舞台が多彩なこともあり、このクリエイターの数も多く豪華の一言だ。例えばキャラクターデザインは『舞ーHiME』の久行宏和、『ファイ・ブレイン ~神のパズル』の佐々木洋平、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の松井章、『機動戦士ガンダムSEED』の平井久司、『BLACK CAT』の秋山由樹子といった具合だ。テレビアニメの様なリッチなキャラクター、メカニック、ストーリーが本作のウリとなっている。今回の完成披露では、アニメ関連するサプライズな発表があった。ゲームとは別にいくつかのストーリーを持ったショートアニメが制作されるという。その数は20本以上になる。11日には、早くも3本の作品が上映された。“学園の頂点を目指せ!正統派バトルストーリー!”を掲げる『私立翠嶺学園』、コミカルさが強調された『紅蓮第壱商業高校』は“借金13億円!?友情と大逆転のストーリー”、そして『蒼鋼工業高校』は“恋人を奪われた若者の復讐ストーリー!”、異なったスタッフ、ストーリーながら実は同じ世界観を共有する面白い試みだ。これらの作品は、今後随時ネットで配信される。アニメの制作について萱沼氏は、ゲームの登場するキャラクターの性格や背景が分かるようになると説明する。ゲームへの感情移入をより高めるのが狙いだ。また本作の大きなテーマであるゲームとアニメの融合に沿ったものでもある。本作は両ジャンルを融合させることで新しいIPの創出を目指す。アニメとゲームの世界を行き来する『ザクセスヘブン』は、8月中にリリース予定だ。
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