講談社 米国向け英語翻訳マンガのタイトル数を2年で5倍、2000点に拡大 | アニメ!アニメ!

講談社 米国向け英語翻訳マンガのタイトル数を2年で5倍、2000点に拡大

講談社が米国でのデジタルマンガ事業の拡大に本格的に乗り出す。講談社とデジタルガレージは、8月7日、デジタルマンガの配信事業強化を発表した。

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講談社が米国でのデジタルマンガ事業の拡大に本格的に乗り出す。2015年8月8日、9日にサンフランシスコで開催される日本カルチャーの大型イベント「J-POP SUMMIT 2015」に合わせて、同社のデジタルコンテンツ事業の米国現地法人Kodansha Advanced Media LLC.(KAM)が、その存在感をアピールする企画展示「The Kodansha Comics Manga Gallery」を開催する。またこれに合わせて、KAMの今後の事業の方向性も示された。
KAMは2014年に講談社が設立した。英語圏のデジタル配信やマーケティング、映画事業、イベント事業などを手掛ける。2015年は春にはIT企業のデジタルガレージも資本参加、今回の企画展示は、KAMが対外的に打ち出した初の事業になる。

「The Kodansha Comics Manga Gallery」は、KAMが新しくオフィスを構えるデジタルガレージが運営するインキュベーションセンター「DG717」で開催される。会場には米国でもよく知られる『AKIRA』や『美少女戦士セーラームーン』『進撃の巨人』『寄生獣』『攻殻機動隊』などの作品のアートワークが展示される。
またJ-POP SUMMITではこのほかKAMの協力による出展が他にも用意される。『進撃の巨人』から巨大な巨人像、そしてVRヘッドマウントを利用した『進撃の巨人』の世界の体験などである。

こうしたイベントは、米国において「Kodansha:講談社」のブランドと作品を印象づける役割を果たす。講談社は現在、米国の日本マンガ出版で、小学館・集英社系のVIZ Media、アシェット系のYen Pressと並ぶ存在感を発揮している。『進撃の巨人』『美少女戦士セーラームーン』などのヒット作もある。
しかし、米国でのマンガ出版の直接進出は日が浅い。そこでユーザーに向けて、ブランドを強く打ち出すというわけだ。
一方、ビジネス面でも、講談社はより積極的な展開を目指す。講談社とデジタルガレージは、8月7日、KAMの事業として、デジタルマンガの配信事業強化を発表した。
まず、現在、行われているマンガ連載の日米同時配信タイトルを、2015年末までに現在の20作品から30作品に拡大する。米国でも日本と同時に最新作を楽しめるようにする。また、現在約400点にとどまっている英語翻訳版タイトルを2017年末までに約2000点まで増やす。これに合わせてAmazon.com、nook、koboなどの電子書籍プラットフォームの関係を強化する。
タイトル数の拡充で存在感を高めると同時に、それを購入する場の拡大が目指される。こうした施策は、現在、海賊版の利用に向かっている少なくないユーザーを正規版の利用に引きつける役割も発揮しそうだ。

[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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