終戦70周年を迎える今夏、川崎市民ミュージアムにて、映画を通して第2時世界大戦を振り返る特集上映が組まれる。7月12日より「戦争の記録と映画・戦争映画の視点」を開催する。 特集では、戦争をテーマに多角的な視点から企画を組んだ。戦後の独立プロダクション作品、戦時下の国策映画、外国映画、ドキュメンタリーなど幅広い作品を上映する。さらにゲストによるトークショーが行われる。プログラムの中には、1945年制作の『桃太郎 海の神兵』が含まれるのが注目される。本作は戦時中に日本軍の奇襲作戦を題材として国策アニメーションとして制作された。その題材の一方で、日本初の長編アニメーションとしても知られている。ディズニーの『ファンタジア』を参考にしたともされ、アニメーション的な挑戦も行われている。作品のテーマから上映される機会は限られており、今回は貴重な機会になる。上映は8月16日11時から。8月2日の『かんからさんしん』の上映も、限られたチャンスだ。こちらは児童書『かんからさんしん物語』を原作に小林治監督が手がけた。1989年公開にされた。1945年春の沖縄中部・津堅島を舞台に立てこもる日本兵と上陸する米兵に苦しむ島の住民の物語を綴る。沖縄戦の悲惨さがアニメーションならではの表現で描かれる。また8月1日には、木下蓮三・木下小夜子監督による『ピカドン』と『最後の空襲くまがや』と『琉球王国-MADE IN OKINAWA』の3作品を上映する。また会期中はスタンプキャンペーンを実施する。有料鑑賞1回につきスタンプが1個押印され、4個ためると有料上映を1回無料で鑑賞できる。本特集は7月12日から9月27日まで川崎市市民ミュージアムにて開催。川崎市市民ミュージアムhttp://www.kawasaki-museum.jp
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