独学で映像作品を制作した孤高のアニメーション作家・中村智道監督の3作品が劇場上映されることになった。特集上映「孤高の天才・中村智道の世界」が8月8日から21日にかけて下北沢トリウッドにて行われる。中村監督作品は世界各国の映画祭で上映されてきた。しかし、日本での劇場公開は今回が初めてとなる。中村智道監督は1972年岡山県生まれ。独学で絵を描いていたが、次第に映像制作にシフトし、2007年に制作したデビュー作『ぼくのまち』でイメージフォーラムフェスティバルの奨励賞を受賞した。その後、映画評論家のトニー・レインズから絶賛を受けて、バンクーバー国際映画祭など世界各地で上映された。2008年には2作目『蟻』を発表。『ぼくのまち』に新たなシーンを加えて再編集、実験色の強い作品となった。本作は世界各地の美術館でも上映されるなど注目を浴びた。2014年制作の『天使モドキ』は初のストーリー作品、こちらもフィンランドのタンペレ映画祭インターナショナルコンペティション部門にノミネートされた。世界各国で注目を集めてきた作品ながら日本で上映されることがほどんどなく、日本人にとっては未知の映像作家でありつづけてきた。今回の特集では中村監督の3作品が一挙上映される機会となった。特集の予告編も制作されており、中村監督の独特な世界観を垣間見ることができる。特集上映では中村監督のトークイベントも行われる。8月8日には七里圭監督、9日には本田孝義監督と対談する予定だ。上映は土日が18時30分、平日が19時からスタート。火曜日は定休で、価格は一律1000円となる。[高橋克則]トリウッドhttp://homepage1.nifty.com/tollywood/「孤高の天才・中村智道の世界」開催期間: 2015年8月8日(金)~8月21日(金)※火曜定休上映時間: 土日18:30より/平日19:00より料金: 一律1000円
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