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舞台「東京喰種トーキョーグール」 はエピソードを凝縮、濃密さを強調した作品

高浩美の アニメ×ステージ&ミュージカル談義 ■ 強力なキャスト、スタッフで発表から大きな話題、チケット即日完売

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舞台「東京喰種トーキョーグール」 はエピソードを凝縮、濃密さを強調した作品
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なお、ゲネプロ前に囲みがあった。登壇したのは小越勇輝(金木研役)、田畑亜弥(霧嶋董香役)、鈴木勝吾(西尾錦役)、宮崎秋人(永近英良役)、浜田由梨(神代利世役)、村田充(ウタ役)、君沢ユウキ(亜門鋼太朗役)。キャストが登場したとたんに記者席から歓声が上がった。

見所に関して小越勇輝は「金木君の、普段の大学生の姿と、喰種になってしまったあとの悲劇をお届けできたらと思っています」と語った。
田畑亜弥は「大変人気な作品なのではじめはプレッシャーがありましたが、私たちが汗や涙やよだれや血、いろいろなものを流しながら(笑)発するエネルギーや匂い、息遣いを体感していただき、共有できるのは舞台ならでは」と言えば、鈴木勝吾は「この稽古が始まるときに、演出の茅野(イサム)さんから『2.5次元の作品はたくさんあるが、2.5次元関係なく、生身の人間がやる『東京喰種トーキョーグール』を届けたい』という思いをキャスト全員で受け取りました」と演出家の意図を話してくれた。

宮崎秋人は「永近英良として金木研の居場所になれればと思います。この作品では、それ1本に絞りたいと思います」と語った。出番は少なめだったが、”明るいヒデ”を演じていたのが印象的であった。
浜田由梨は「稽古中に『色気の“い”の字もない』と言われてしまったのですが(笑)、利世はそこがすごく重要なポイントだと思うので、利世らしく、自由に強く、色気を出していきたい」と抱負を口にしていたが、とりわけ、死んだ後に金木にまとわりついている様はなかなか怪しい色香であった。

ビジュアルで圧倒している村田充は「話題作かつ人気作、人気キャラクターということで、プレッシャーしかありません」様々な舞台で七変化をする君沢ユウキは「喰種にとって脅威になるのが亜門や真戸さんです。喰種は喰種で切なさやドラマがあるし、人間だって喰われてしまえば困る。喰種と人間、両者の切ないドラマがぶつかり合う作品だと思います」
また、君沢は「せっかくですからどっぷりつかって観ていただけるように、ぜひお客様も精神統一していらしてください」と笑わせた。浜田は「『身近に喰種がいたらどうなるんだろう』と想像して観ていただけたら」とコメント。鈴木は「原作ものは何本もやらせていただいていますが、毎回思うのは、もともと原作を愛している方にも好きになっていただきたいし、役者や舞台のファンの方にも、『東京喰種トーキョーグール』を愛していただきたい。いろいろなコンテンツをつないでいける存在でいたいです」と語った。
田畑は「私自身初めての経験がたくさんある作品で、毎日いろいろな感情が湧いています」とコメント。

最後に小越は「原作のおもしろさもたくさん詰まっていますし、僕たちが生身の人間でやる舞台のおもしろさもたくさん詰まっているので、楽しんでいただけたらうれしいです」と締めた。なお、君沢は「個人的に亜門になりきるために毎日生卵を6個飲みました(笑)」、この成果は劇場で確認して欲しい。

※宮崎秋人の「崎」は、旧字体、正しくは「大」の部分が「立」になります。

舞台『東京喰種トーキョーグール』
東京公演/7月2日(木)~8日(水)  AiiA 2.5 Theater Tokyo
京都公演/7月18日(土)~20日(月・祝)  京都劇場
http://www.marv.jp/special/tokyoghoul_stage/


舞台『東京喰種トーキョーグール』
(C)石田スイ/集英社 (C)舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会
《高浩美》
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