世界的な人気を誇るマンガ『NARUTO -ナルト-』。その作者である岸本斉史氏が、今年10月に米国ニューヨークで開催されるポップカルチャーの巨大イベントニューヨーク・コミコン(New York COMIC CON)に参加することが発表された。米国最大の日本マンガの英語翻訳出版・ライツビジネスを手掛けるVIZ Mediaが明らかにした。岸本斉史氏が海外のイベントに正式参加するのは今回が初だ。VIZ Mediaは7月2日(現地時間)、ロサンゼルス市のコンベンションセンターで開催されている日本アニメの大型イベントのアニメエキスポ2015(AnimeExpo 2015)で自社のトークパネルを開催、大勢のファンの前でサプライズとして発表した。アニメエキスポ2015は北米最大の日本アニメ・マンガのイベントで、期間中延べ28万人の動員を見込む。一方、ニューヨーク・コミコンは映画からテレビ番組、アメコミ、ゲームまでポップカルチャー全体をテーマにしたイベントだ。期間中の動員は約30万人とされサンディエゴ・コミコンと並び北米最大級のイベントとして知られる。VIZ Mediaはポップカルチャーのトレンドリーダーや各種メディアが集まる場を『NARUTO -ナルト-』を積極的に活用する。日本にのみならず、北米、アジア、ヨーロッパの各地域で『NARUTO -ナルト-』は日本を代表するマンガ、そしてアニメとして絶大な人気を誇る。翻訳マンガ単行本は、多くの国で発売するとすぐにベストセラーにあがる。それだけに作者である岸本斉史氏に対する関心も高い。これまでに世界各国の多くのイベントが同氏のゲスト参加を申し込んでいたとされる。しかし、これまでいずれも実現しなかった。それだけに今回初の海外イベント参加が大きなセンセーションを巻き起こすことは間違いないだろう。一方、2日にアニメエキスポ2015で開催されたVIZ Mediaのトークパネルも大盛況だった。多くの人気タイトルを抱える会社だけに、開催は数ある会場のなかでも最大のメインホールが選ばれた。パネルは同社の佐々木健社長のあいさつでスタート。マンガ、アニメなどの最新情報が次々に披露された。なかでも今回、力が入ったのは女性向けのタイトルだ。こアニメエキスポ2015では、『神様はじめました』の鈴木ジュリエッタ氏を公式ゲストに招いている。これは同社の少女マンガレーベル「Shojo Beat」が設立10年を迎えたことも理由だ。もともと女性層はあまりコミックを読まないとされていた北米で少女マンガ市場を切り拓いてきたというVIZ Mediaの自負も感じられた。さらにマンガでは『ワンパンマン』の北米ラインセンスの獲得なども明らかにされている。また『東京喰種トーキョーグール』や『ジョジョの奇妙な冒険』『美少女戦士セーラームーン』などが次々に取り上げられ、同社がどの作品に力をいれているかも感じられた。さらにHuluとのアニメ配信の共同の取り組みや旧作の再版など、様々な展開が発表された。引き続きVIZ Mediaの勢いを感じさせた。
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