『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のLAプレミアが現地時間6月28日に開催された。会場となったのは映画の聖地ハリウッド、そして地区を代表する劇場のドルビーシアター前には、映画に合わせて銀色のカーペット=シルバーカーペットがひかれた。そこにT-800ターミネーターを演じるアーノルド・シュワルツェネッガーをはじめ、サラ・コナー役のエミリア・クラーク、T-1000役のイ・ビョンホンなど共演者たちが登壇した。さらに日本のターミネーターとして柔道家の篠原信一さんも参戦し、豪華絢爛なプレミアとなった。シュワルツェネッガーは「またここに来て大好きなキャラクターを演じられるなんて最高だ。今作の完成作品を観た時は喜びと驚きに満ち溢れたよ」と久々にターミネーターを演じたことに満足している様子。完成した作品については「本当に素晴らしい出来だった。視覚的な特殊効果や物語自体、どれをとっても最高だったね」とその仕上がりに自信を見せた。シュワと共演したエミリア・クラークは「彼は本当に素晴らしい人間で、彼と素敵な親子関係を演じる機会に恵まれてとても幸せよ」、イ・ビョンホンも「いつも撮影現場でみんなを笑わせてくれるんだ。実生活でも本当に素晴らしい人だよ!」とその人柄を絶賛。共に映画を作り上げた喜びを語った。そんな中、約4000人の観客と世界中のメディアの注目を集めたのが、日本からやってきた篠原信一さんだ。顔にターミネーター傷の特殊メイクを施した篠原さんは、実はプレミア前日にシュワへの特別単独インタビューを敢行していた。レッドカーペットではシュワと篠原さんが固い握手で再会を喜び合うなど親しげな様子が見られた。世界中のメディアが「あの男は誰だ!?」とザワつく一幕も飛び出した。今回のレッドカーペットについて篠原さんは「観客がこのメイクを見て”お前は誰だ”という顔をされましたが、そのたびに”ジャパニーズターミネータだ”と名乗り、”ブラボー”と言ってもらえました」と取材陣の笑いを誘った。また「対談をさせていただいたシュワちゃんはテレビで見る印象よりジェントルマンで大きな人でした。シュワちゃんの握手は力強かったです。シュワちゃんの手は世界一の大きさでした。暖かさも、大きさも」と、紳士的な性格に感銘を受けたようだ。最後に映画の見所を問われると「かつてのシュワちゃんとは違って、お茶目なシュワちゃんにくすっと笑いました」と、これまでのシリーズとはまた異なる一面を披露していることを明かした。[高橋克則]『ターミネーター:新起動/ジェニシス』7月10日(金)全国ロードショー配給: パラマウント ピクチャーズ ジャパンhttp://www.Terminator-movie.jp