6月26日、ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』のプレゼンテーションが六本木・YouTube Space Tokyoにて行われた。ピート・ドクター監督とロニー・デル・カルメン共同監督が登壇。会場に集った日本のYouTuberたちを前にピクサー流の映画のつくり方やものづくりの心得を伝授した。7月11日に全国公開となる映画『インサイド・ヘッド』は、11歳の少女・ライリーと彼女の頭のなかに存在する5つの感情が繰り広げる冒険ファンタジーだ。『モンスターズ・インク』、アカデミー賞受賞作「カールじいさんの空飛ぶ家」を手がけたピート監督の長編アニメーション第3作となる。ピート監督によると、“感情”をキャラクターとして描く本作の着想は、娘の存在が大きかったという。「元気ハツラツだった娘が11歳になったら控えめになった。何が起こったのか?」と疑問が沸き起こり、自らの経験を反映させて本作をつくろうと決意したそうだ。次に本作の制作過程を丁寧に解説していった。スクリーンには、プロットメモがびっしり貼られたホワイトボードや多種多様なキャラクターのドローイングなど、貴重な資料が映し出され、会場のファンは熱心に説明を聞いていた。解説でふたりが強調していたのは、トライ・アンド・エラーを繰り返すこと。ロニー共同監督は「我々の作業では『失敗する』ことが重要。ひとたすら繰り返して問題点を見つけていく」と映像制作のこだわりを語った。度重なる修正により本作は5年を要したそうだが、これはピクサーでは平均的な長さだという。続いて質疑応答のコーナーに移ると、ものづくりのノウハウを聞き出そうと次々と会場のファンから次々と手があがった。「集団作業のコツは?」と聞かれると、ロニー共同監督は「ウィスキーです(笑)」とジョークを交えつつ、ピート監督は「誰かに仕事を振るとき、その人がオリジナリティを出せる余地を入れて頼む。当事者意識を与えることがポイント」と語った。最後にふたりはYouTuberたちに「ものづくり」の心得を伝授した。ロニー共同監督は「3つ重要なことがある」と前置きしたうえで「第1にまずはつくること。第2にとにかく完成させること。最後に人に見せることが重要」と語った。一方ピート監督は「昔、映画監督は才能が必要な職業だと思っていた。でも本当に必要なのは、ひたすら練習を重ねること。そうすれば自分のアイデアがより伝わるようになる」とエールを送った。[沖本茂義]『インサイド・ヘッド』2015年7月18日(土)、全国ロードショーhttp://www.disney.co.jp/movie/head.html 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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