アニメライターの仕事術-第9回 だらだらを「見切る」、効率の良い休み方
渡辺由美子さんの連載「アニメライターの仕事術」第9回目。今回は「うまく進まなくなったとき」のことについて…共感できる方も多いのでは?連載は第2・第4火曜日に更新中。
連載
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最後に、「作業中についネット見ちゃう問題」について。
非常に困っていたときに、『1日が見えてラクになる! 時間整理術!』(池田暁子/メディアファクトリー)という仕事術のコミックエッセイ(名著です!)を見つけました。そうしたら、
「ネットを見ないように、ノートパソコンのLANコードを抜く」とあったのです。
その手があったか! と感動しました。
私も、PCの無線LANをUSBタイプにして、引っこ抜いておくことにしました。
外出先で使うノートPCも、無線LANカードを差すタイプにしました。原稿を書くときにはカードは抜いておき、メールや調べ物のときだけ差す。Twitterはログインしないようにしています。
あと、仕事をする場所として活用しているコワーキングには、スマホは持って出かけません。
ネットをつい見たり、マンガを読んだりしてしまうのは、自分が次にするアクションが浮かばなかったり、はっきりしない時なんです。
全力で休んだり、早めに着手することで、自分が今やるアクションが明確になります。
そうしたら、別のことをだらだらやっちゃうことは減ると思います。だって目の前の作業は「こうすれば終わる」とわかっていて、「終わったらハッピーになる」と決まっているのですから。
私もそう言いつつ、今回はGWに休んでしまったことで、作業の着手がいつもより一週間遅れて、この原稿を提出するのが遅くなってしまいました。『アニメ!アニメ!』さんスミマセン!
■ 渡辺由美子(わたなべ・ゆみこ)
アニメを専門にするカルチャーライター。インタビュー記事、評論、エッセイなどの原稿を書いたり、誌面を構成したり。web媒体『ASCII.jp』で「誰がためにアニメは生まれる」を、隔月刊『Febri』で「妄想!ふ女子ワールド」等を連載中。単行本『ワタシの夫は理系クン』(NTT出版)など。渡辺由美子ブログはこちら。
イラスト・宮原美香


