2003年に2ちゃんねるで発表されて以降、現在もWeb上で延べ113作品以上を発表され続けている短編オカルトホラー小説「師匠シリーズ」。2013年10月からはヤングキングアワーズ(少年画報社)でコミカライズの連載がスタートし、翌2014年1月には双葉社で書籍化もされている。そんな本作が、2016年に映像化されることが明らかになった。プロジェクト第一弾となるのは、清水厚監督、小中千昭脚本による実写映画。続くTVアニメ、TVドラマ化も同年放送予定だ。実写映画の監督を務める清水厚は、1997年『ねらわれた学園』で劇場映画デビュー。近年では『ユメ十夜』『ナナとカオル』などを手掛けており、日常に垣間見る非日常をモチーフに、狂気とノスタルジー漂う異世界を表現することに定評がある。脚本の小中千昭は、1989年の『邪願雲』で脚本家としてデビューして以来、数多くのホラー作品を手がけ、特撮、アニメーションの脚本も多く執筆。「師匠シリーズ」の制作にはうってつけの人物といえるだろう。そんな小中千昭からは、「清水厚監督から誘われるまで、『師匠シリーズ』の存在を私は知らなかった。読んでみるとこれがべらぼうに面白かった。実話系ホラーの新しいスタンダードだと思う。映像化脚色では、どれだけ原作のニュアンスを維持出来るかに腐心し、旧世代作家としての意地も見せたいと思っている。」というコメントも発表されている。「師匠シリーズ」のイメージキャラクターとして、若手俳優・高杉真宙を起用したことが発表されるとともに、本プロジェクトのティザー映像も公開となった。ティザー映像では高杉真宙が、師匠に導かれ、日常に潜む異界への扉を開く主人公・ウニ役を演じている。「師匠シリーズ」は、田舎から出てきた大学1年生の主人公「ウニ」が、サークルで出会った霊感を持つ先輩「師匠」と個性あふれる仲間に導かれ、様々な都市伝説や心霊現象を体験していくオカルトホラーだ。先を読ませない奇抜なストーリー展開と、作中に盛り込まれた妖しげでオカルティックな仕掛けが人気で、発表から10年以上経つ今でも、多くのファンを魅了し続けている。今回の映像化により、作品の世界観がさらに広がることに期待したい。「師匠シリーズ」プロジェクトhttp://www.damnedmaster.com原作: ウニ監督: 清水厚脚本: 小中千昭(C)ウニ/双葉社/素浪人
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