「百日紅 ~Miss HOKUSAI~」5月9日公開 松重豊、濱田岳、高良健吾ほか個性派実力派並ぶ
故・杉浦日向子の人気マンガ『百日紅』が劇場アニメ化され、『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』となる。そその公開日が2015年5月9日に決定した。
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監督は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『カラフル』で高い評価を受ける原恵一、そしてアニメーション制作にプロダクション I.Gとアニメファンには見逃せない作品だ。
さらに1月には、主人公お栄のキャストに杏を起用すると発表され、注目を浴びた。最高のチームが実現した珠玉のアニメだ。
2月28日には、お栄の周りを固めるキャストも一挙に明らかにされた。その豪華な顔ぶれがまた話題を呼びそうだ。原監督作品ならではと思わせる実力派、個性派ばかりが並び、思わず納得する面々だ。
なかでも注目されるのは、お栄の父であり、浮世絵師しての師でもある葛飾北斎だろう。個性派俳優として活躍する松重豊さんに決まった。実は杏とは3度目の父娘役で、松重さんも「何か縁というものをすごく感じます」と語るほどだ。
そして北斎については、「限りなく超えられない才能を持った父親の娘の視点から描かれている北斎を、原作の絵にあるような茫洋とした感じで、作りこまずに北斎の大きさみたいなものを表現したいと思い演じました」と話す。
このほか濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春が声の出演を果たした。これだけけの役者が並べばおのずから期待も高まる。
原監督は今回、それぞれの起用の理由のコメントも明らかにしている。これをじっくり読むと、監督が作品で目指したものが何なのかも読み取れる。
前作『カラフル』でアヌシー国際アニメーション映画祭2冠の原監督、さらに日本を代表する文化「浮世絵」と「江戸」の魅力的な題材で、早くも海外からの関心も高まっている。
作品完成前にもかかわらず、すでにフランス、イギリス、ベルギー、ルクセンブルグ、スイス、アイルランド6か国での配給が決定している。完成後はさらなる国々や、国際映画祭での活躍も期待される。
次ページに「原監督の各キャスト起用理由」